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【製薬会社 就活小ネタ Vol,16】未知の「眼科領域」への挑戦!中外製薬編
ここでは、MRの就活の時に役立ちそうな小ネタを紹介します。
大手製薬MR歴10年から見た「就活で使えるネタ」を紹介します。
【本日取り上げる企業】中外製薬
今回取り上げるのは『中外製薬』です。就活生にも非常に人気ですね!
なんかよく分からない単語で並んでてむずかしそう・・もう読むの辞めた!!
そう思う前に、カンタンに解説していきますので気楽にお付き合いください!!
中外製薬ってどんな会社?
オススメ度No,1の製薬会社 中外製薬
・現役MRから見たオススメ度 ★★★★★
2020年の2月に武田薬品を抜き、時価総額トップに!
利益率が非常に高いことも知られています。
また新型コロナウイルスの治療薬として
2021年7月には「抗体カクテル療法」が特例承認されるなど
現場でもかなり存在感の強い会社となっています。
・年収 約1,100万円(2021年度) ★★★★★
5年位前までは国内メーカーのなかで5~6番手のイメージでしたが
最近の伸びはすごいですね。
2020年の平均年収は第一三共に次ぐ2位!
色々と伸びまくっている会社ですね!
来年度(2021年度)は1位になっているのではないでしょうか。
・福利厚生 ★★★★★
住宅に関する補助は充実していて
家賃の80%程度を会社が負担してくれるそうです。
ひとつデメリットと気になる点は日当が無いところ
(日当制度は廃止して給料に上乗せしているみたいですね)
眼科領域に参入する中外製薬!
改めて今回の記事タイトルがこちら
眼科領域初のバイスペシフィック抗体 ファリシマブ
糖尿病黄斑浮腫および中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性に対し、国内で製造販売承認申請
カンタンにいうと、こんな感じです。
・中外製薬が画期的な『目薬』を販売する!
・そのために眼科専任のMR部隊を立ち上げる!
じつは高齢化で市場が大きくなっていく眼科には力をいれている会社は多いんです
中外製薬以外にも、アステラス、大日本住友製薬も眼科の領域の薬(細胞医療)を開発していますね
これまで点眼薬が発売されてきたドライアイや緑内障だけでなく
以前までの技術だと治すことが難しかった眼の神経に関する病気についても治療薬ができつつあります
*正確にいうと
各社が眼科に狙い撃ちをして力を入れているというよりは「領域にこだわらなくなった」という感じです。
たとえば、これまでアステラス製薬は泌尿器領域に強かったですが
今後は「良い薬のタネがあれば領域にこだわらず開発していく」っていう感じに方向転換しています。
各社こういった流れになってきていると感じますね。
他社を上回る「本気度」の中外製薬
各社が眼科の薬を作るなか、『眼科専門MR』を育成していくって発表したのは中外だけ
ここに中外製薬のパワーを感じますね
なぜなら、眼科という、ある意味で特別な分野にMRが参入していくのは、かなりのハードルがあるからです。
「中外製薬は本気だな!」そう感じる理由を3つほど挙げてみます。
中外製薬 本気の理由① 立ちはだかる参天製薬の壁に立ち向かう
中外製薬の本気を感じる理由のひとつめは
「参天製薬」というおおきな壁があるにも関わらず参入しているから
じつは眼科ドクターと参天MRは非常に強くつながっています。
「参天MRがいないと、眼科ドクターは開業することができない」っていわれるくらいに
薬にかんすること以外にも、経営や診療所のレイアウトなどなど、いろんなアドバイスをしています。
☝詳しくはこちらの記事をご参考に【医師のパートナーとして活躍できる参天製薬】
みなさんが、もしお店を開くことを想像してみてください。
「開業の準備とかってかなり大変そうだなぁ~」って思いませんか?
想像しただけでも、けっこう不安ですよね。
それを「他のお店はこうやって成功してるんで、あなたもこうしたらいいですよ!」って
アドバイスしてくれる人がいたら、心強いですよね。
そして、開業してからもずっと、その人を大事にしますよね。
そんな感じで繋がっている参天製薬という超上位プレイヤーがいる市場に
眼科専門MRを立ち上げて参入しようとしている。
そこにスゴイ本気度を感じますね。
中外製薬 本気の理由② 目薬という特殊な剤型へのチャレンジ!
中外さんの本気度を強く感じる、2つめの理由は
「目薬という特殊な剤型にチャレンジしているから」です。
*剤型というのは、錠剤などの飲み薬や注射、貼り薬などの種類のことですね
大半のMRにとって、自分が扱ったことない剤型を薬に挑戦するのは大変です。
たとえば、飲み薬しか売ったことがないMRが、注射薬も扱うようになるケース。
これは、わりとよくあることです。
注射薬は、飲み薬とは違っていろんな患者さんへのサポートが必要ですね。
そうすると、注射の打ち方や保管の方法などなど、飲み薬とは違う、いろんな情報提供がMRには必要になるんです。
これが眼科領域ってなると、MRにとってさらに未知の分野です
ふつうなら「参天製薬にお金払って代わりに売ってもらおう」
そう考えるところを、あくまで自前のMR部隊でやろうとしてるのが中外製薬です。
本気度を感じますね。
中外製薬 本気の理由③ これからも眼科の領域へ複数の新薬投入!
そうなんです!
中外さんがもっている眼科のくすりは一つではないのです!
というのも、中外の提携先である
海外大手「ロシュ」は眼科でいくつかの薬の候補をもっています。
そして、日本でそれを広める役割は、もちろん中外製薬です!
自力でMR部隊を作って本格的に参入していくだけの新薬のパイプラインも持っているということですね
中外製薬 就活生のアピールポイント!
【今回のネタと関連付けて、中外製薬の面接でアピールしたいポイント】
・新しい分野へチャレンジすることを楽しめる
・未知の分野へ飛び込んで、得られたノウハウを周りに発信できる
中外製薬MRにとって
かなり「異文化」である眼科への参入。
現役MRでも「慣れない分野でイヤだな」と思うひとも正直いると思います。
そんななかで、喜んで飛び込めるひとは重宝されます。
さらに、飛び込むだけでなく
そこで得られたノウハウなどを周りに発信できるかどうか
これ大事です。
たとえば、目薬だと打ち方や保管の仕方などなど
錠剤とはちがうポイントがあると思います。
「こんな風にドクターへ説明したら上手くいった」などなど
ちょっとしたノウハウでも未知の分野に取り組んでいる会社にとっては貴重です
こういったことをタイムリー周りに発信できる力も大事になってきますね。
もしこれらをPRできる経験があれば、中外製薬と紐づけてアピールしてみてはいかがでしょうか!
ぜひ、そういったエピソードがあれば
この中外製薬の方針と組み合わせてアピールしていきましょう!
☝就活難易度を下げるために就活エージェントの力を借りましょう!
点眼ではないと思います…
ありがとうございます!
ファリシマブは硝子体投与でしたね。