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【製薬会社 年収ランキング(外資系も含む)】避けるべき会社は?注目の有望企業も紹介_2022年最新版
こんにちは、製薬会社勤務11年のけいとです。
本日はこういった方むけの記事です。
▼就活や転職を検討中の方
「製薬会社って高収入ってきくけど、実際にはどうなの?」
一番大事な年収を踏まえたうえで、「これから伸びる会社」や「避けた方がいい企業」を知りたい!

【本記事の内容】
・製薬会社の年収ランキング 全50社 2022年度版
・就活/転職で必ずおさえておきたいオススメ企業と避けるべき企業
※最後にマイナーだけど超有望な企業も紹介しています
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2022年度 製薬会社 年収ランキング!第1位は絶好調のあの会社!

製薬会社 年収ランキング 50社(2022年度)

✓第1位は『中外製薬』の1156万円。
前年の1,100万円から56万円アップし、堂々のトップ!
中外製薬がトップになるのは今回がはじめてですが、
ここ数年の年収の伸びを見ると、これから数年間は中外製薬が1位の座を守っていきそうです。
そして、中外製薬のあとに続くのは
武田薬品、第一三共、アステラス製薬といった内資系大手です。
これらの会社は常に1,100万円付近の年収を維持しています。
ボクが就活していた10年前から、ずっとこれくらいの平均年収を保っています。
内資系で基本的には年功序列、安定志向のかたには最適ですね。
就活や転職で目指す人は、企業研究ページをご活用ください。

武田、第一三共、アステラスといった内資系大手がでてきまして。
内資大手で、まだ出てきていない会社、わかりますか?
そうです。エーザイ(年収920万円 14位)ですね。
内資系大手のなかでエーザイだけが年収が落ちており1,000万円台を割ってしまいました。
当然、前の年までは余裕で1,000万円は超えていたので、暴落したことになります。
エーザイの年収暴落の原因や詳しい内容は別記事にてご紹介しています。
✓外資系大手ではアムジェン、ファイザー、サノフィが1,000万円ごえ!
5位以下は、1,000万ちょっとで、外資系大手がランクインしてきます。
1000万円を超える外資大手はアムジェン、ファイザー、サノフィです。
外資系は営業次第で給料の伸びが大きいのが特徴。
営業成績が良ければ軽く1,000万円は超えるでしょう。
ぶっちゃけ、営業(MR)をやっている若い世代(20~30代前半)のひとで
がっつり稼ぎたい派のひとは、外資系のほうが圧倒的におすすめです。
なぜなら、若いうちは絶対にベテランよりも働けるので、営業成績は上位にいきます。
ドクターだって、やる気のないおじさんMRの話は聞きたくないですよね(笑)
ボク自身は安定重視なので、転職せずに内資系に留まりましたが
正直これは失敗だったかもしれません(反省)。
終身雇用が保証されてない時代になったので、それなら若いうちから稼げる外資のほうがオトクです。
がっつり稼ぎたい派のひとは、外資への就職、転職をおすすめします。

▼外資系企業への転職を狙うなら
若手MRの人(20代前半~30代前半)にオススメなのは、ランスタッド。
20代の若手層のハイクラス転職に強い会社です。
◇ランスタッドのよいところ
◎ヘルスケアに特化したエージェントが担当してくれる(要するに元MRですね)
◎外資系製薬の非公開案件を持ってる
ランスタッド自体もオランダ資本の外資系。
外資系製薬には、他のエージェントよりも強いです。
もし高年収の案件を狙うなら、ダントツなのがJACリクルートメント
「なんでこんな事知ってんの??」ってくらいに、エージェントが医療業界の知識をめちゃくちゃ持っています。
高収入で良質な案件もほかのエージェントに比べて多いです。
年齢的には、30代以降の高収入層がメインターゲット。
逆にいうと、20代前半で年収がまだ低いうち(500万円以下)はあんまりオススメできません。
JACリクルートメントのエージェントからは、あまり良い対応をしてくれない可能性があるからです。
もし、あなたの年収550万円以上なら、絶対にJACリクルートメントをつかわないと損ですよ。
☛20代におすすめの転職エージェントはこちらの記事で
✓余談:MRの年収は、会社全体の「平均年収」よりもさらに高い!
今回のランキングのデータは全社員の平均年収。
MRにはさらに以下のような加算があります。
①営業手当(ひと月あたり5~7万円)
②日当(1日あたり1500~3000円 平均2000円×20日=4万円/月)
⇒ふたつをあわせると毎月10万円くらいのプラスになりますね。
一番の注目は中外製薬(誰が見ても絶好調!)

一番の注目はトップの『中外製薬』
将来性、給料を兼ね備える中外製薬は一番の人気銘柄
数年前までは「10以内には入っているくらいかな~」っていうイメージでしたが
最近の給料の伸びはすごいですよね。
◇5年前からの年収比較
・中外製薬:プラス202万円
・エーザイ:マイナス118万円
・第一三共:マイナス38万円
・武田薬品:プラス90万円
・アステラス製薬:マイナス9万円
大手の中でダントツで中外製薬が伸びています。
5年で平均年収が200万円以上も伸びている会社なんて、この世に他に存在するんでしょうか?
▼中外製薬の年収推移

この伸びを見る限り、2023~24年の平均年収も引き続き中外製薬が1位でしょう!
✓中外製薬は業績も抜群!
ここ数年は過去最高益を更新し続けています。
2021年(11月時点)でもコロナ関連での売り上げ増加もあって絶好調。
アクテムラや抗体カクテル療法など、コロナ治療薬では内資系で独り勝ち状態。
利益率も製薬会社トップになっています。
さらに中外製薬は、今や「時価総額」も全製薬会社のなかでナンバーワン。
2020年に1位のタケダを抜いてます。
こんな中外製薬ですが、ここ数年で多くの新卒採用を採っていて
わりとチャンスは広がっています!
その背景は眼科領域へ新規参入するなど、新規事業の立ち上げに積極的というのが理由。
新卒採用人数も多いので、ぜひ貴重な新卒カードをつかって入社を決めていきましょう。
✔中外製薬の面接で効果的アピールをしたい人だけ見てください
対象:
・ほかの就活生と差別化“できる“受かる志望動機”が作りたい人
・製薬会社の面接で押さえておくべきポイントがわからない人
内容:170分 13本の動画講義
・面接で使える”志望動機作り”のポイント。会社ごとの特徴的な取り組みを紹介
・他にも製薬各社ならではの内定獲得に必要なポイント
中途採用に関しても、
眼科領域や「がん領域」や「希少疾患(血友病)」でのMR経験があれば、目指すことが可能でしょう。
もし、あなたの年収が550~800万円に当てはまるなら
JACリクルートメントから案件をもらうのが得策です。
これくらいの高年収じゃないとJACリクルートメントからは相手にされませんが
もし年収が600~800万円のレンジに当てはまるなら、製薬業界に特化したプロの転職エージェントで親身に相談に乗ってくれます。
製薬業界の転職案件は非常に豊富な転職エージェントになります。
☝中外製薬を目指して就活するうえで役立つ小ネタ、時事ネタはこちらの記事で
–
現役MRとして最もオススメしない会社『小野薬品』

年収は上位(第10位)ですが、個人的にお勧めしない会社は『小野薬品』
その理由は「社員を大事にしてなさそうだから」です。*あくまでボク個人の意見です!

奨学寄付金ってナニ?
製薬会社は大学病院へ研究で使うための寄付金を渡します。
これを奨学寄付と呼びます。
本来、この寄付を営業目的でしてはいけません!絶対!
でも、ぶっちゃけ多くの会社が内心は営業目的で寄付してますね。
製薬会社側からしたら大金を寄付するんで当然ですけどね。
今回のケースでは、社員ががっつり営業目的で寄付をしてしまいました。
ふつうは建前でも「絶対に営業目的で使うな!!」
っていうことは強く強く徹底されています。
社員個人がやったこととはいえ、社内が「どんなことしてもいいから売れ!」っていう雰囲気じゃないとこんな酷い事にはならないはず。
今回の事件以外にも「社員の事を大事にしてなさそうだな~」っていうのは、友人MRから聞いた話など、感じることは多いのが小野薬品です。
小野薬品に勤めている友人からも聞きましたが
あまりクリーンな労働環境ではなさそう。
これから心配な企業は『田辺三菱(24位)』

そして、おせっかいですが、心配なのが24位の田辺三菱。
正直「これから田辺三菱のMRに転職する」っていう友人がいたら止めます

かなりおせっかいですいません(笑)
✓田辺三菱 実は営業利益マイナスに・・・
田辺三菱って、2019年、2020年と営業利益マイナスです。
低迷のおもな原因は、ノバルティスとロイヤリティ支払いをめぐって揉めてしまってるから。
さらに、いま一番売れている「レミケード」という薬も
バイオシミラー(後発品)が発売しており、どんどん落ちていくことは予想されます。
まさに絶好調の中外製薬さんと正反対で
自社で開発している薬剤が育っていない印象。
かなり正念場ですね。
マイナーだけど超オススメ!外資系の超有望株『アムジェン』

✓転職希望の方、必見! オススメの有望企業『アムジェン』
平均年収は1059万円! (口コミサイトの情報) これは業界トップクラスの金額。
また画期的な新薬をもっているので、MRとしても働き甲斐があります!
日本で事業拡大していて、中途採用数も多い注目企業です。
✓アムジェンってどんな会社?
日本では知名度ゼロ(失礼しました ^^)のアムジェンですが
世界の製薬会社ランキング11~13位くらいの超大手。
2020年までは日本での販売ルートを持っていませんでした。
そのため、2015年にアステラス製薬との合弁会社(アステラス・アムジェン・バイオファーマ)を作って
日本ではアステラスMRが薬を販売。
そして、2020年にアステラス製薬からは分離。
アムジェン株式会社として独立して、日本で活動開始してます。
こういった流れなので、アムジェンMRのなかには「元アステラス」の人も多いです。
✓アムジェン 高収入の理由は??
『アステラスから分離するとき、アステラスの給与体系が参考にされたから』
そのため内資系大手並の年収で、外資系の中でも年収高めの設定になっていますね。
しかも、製品ラインナップを見ても
「特徴的な新薬しかない」という状況でMRとしてもやりがいは大きいでしょう!
☝アムジェンについては詳しくはこちらの記事でご紹介しています
抗がん剤の新薬の発売もあるので、転職を検討されてる方はは要チェックですね。
2023年1月現在、MRの新卒募集はなさそうです。
今のところ、入社の選択肢としてはやはり『転職』ですね。
とはいえ、日本での社員数も700名を超えてきており
そろそろ新卒採用を開始してもおかしくない規模になってるので、就活生も要チェックですよ!
👆アムジェンは若い人材を求めている!?
アムジェンは2020年の日本独立時に
アステラス製薬から比較的年齢層の高いベテラン世代が移籍していったと言われます。
なので、アムジェンの平均年齢はわりと高め。
アムジェンとしては、年齢構成を適正にするために
いまは比較的若い人材を求めているはずです。
MR経験が3~8年くらいで、次へのステップアップとして転職を検討している方には
アムジェンはめちゃくちゃ良い選択肢です。
–
おすすめはもちろんJACリクルートメントから案件をもらうことです。
でも、若くて年収が500万円台以下の場合は
ランスタッドのほうがおすすめです。
20代~の若手層のハイクラス転職に強い会社です。
ランスタッドはオランダ資本の外資系です。
外資系製薬には、他のエージェントよりも強いです。
最後に やっぱり製薬会社は恵まれている
今回ランキングでご紹介しましたが
やっぱり製薬会社の年収は恵まれています。
どの会社であっても高収入を得ることはできます。
ただ、「もっと上を目指したい」という方や新卒の方には
せっかくならやはり年収上位の会社を目指すことをお勧めします。
MRの仕事内容は、上位でも中堅の会社でもどこでももあまり変わりませんが、
上位の会社の方が「新薬が多くて仕事にやりがいがある、しかも高収入」と間違いなく条件は良いです。
▼就活生向け 就活に自信がない人だけみてください
ES通らなかったり、面接で連続で落ちたりすると自信なくしますよね?
ボクは就活生から就活相談されることが多く、悩んでいるひとをたくさん見てきました。
製薬会社の就活で失敗するひとには”共通する特徴”があります。
動画講義で”失敗するひとの悪い特徴”と改善ポイントを解説してます。
そのほか、面接で失敗しない方法や各企業の志望動機で使えるネタを学べるコースです。
こんな動画みても意味あるのかな??
って思いましたよね? 就活失敗する人は「落ちたのは学歴のせい」と決めつけて
改善せず突撃。大手企業の就活シーズン終了、そして焦りまくる。。
というパターンが王道です。
超意外ですが95%くらいのひとが”改善せず突撃パターン”なので、少し行動できただけでも差がつきますよ。
本気で製薬会社に受かりたいひとだけどうぞw
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