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目次
【薬学部卒でMRになって大丈夫！？】MRツラすぎ。やっぱ薬剤師がいいと思った瞬間
今日はMRを検討中の薬学生に向けた記事です。
☑MRって激務でストレス溜まるってきくけど、実際はどうなのかな？
☑薬剤師か？MRか？で迷っている
☑現役MRが感じる「やっぱり薬剤師になればよかった！」って思う瞬間は？
薬学生くん
【この記事で得られるメリット】
MR歴10年目から見た「本当に嫌だったこと」を5つに厳選してご紹介します
「こんなの死んでもムリ」って思うなら薬剤師になりましょう！（笑）
今日は「ＭＲ辞めたいと思った出来事」をシェアするのが目的なので悪いことしか言いません（笑）。
これが谷底の最低ラインだと思ってください。
逆に言うと、これが許容できると思ったら、ＭＲはたぶん楽勝です。
実際には、ＭＲには楽しい事や嬉しい出来事もたくさんありますよ。
☝動画の場合はこちら↓
まずはＭＲってどんな仕事？
基本的には医師を訪問して自社品の薬の情報を届けます。
ポイントは「届けるのは情報だけ」ということ。
薬自体を納品することもなく、価格に関して交渉することもないです。
扱う薬はどんどん専門性が高まっているので勉強が必要です。
国試では出てこないような「こんな作用機序の薬ってあったの？」っていう薬剤もあります。
そんな最新の薬の情報を届けるのが仕事です。
薬学生の方にもやりがいのある仕事だと思います。
「MＲ辞めたい」って思った瞬間① 入社後の研修が一番激務！？
入社後の約半年間は、泊まり込みでの研修です。
泊まり込みと言っても、ビジネスホテルのような部屋を一人一部屋使えるので環境はいいです。
昔は数人で共同の部屋に泊まっていたようですね。
ボクは耐えられません。恐ろしい・・・
研修中の半年間は、毎日テストの連続です。
朝のテストの結果が同期全員の前で貼りだされ、不合格者は別室へ連れていかれました。
コレだけでも結構なストレスですよね。
そして、夕方にもその日一日の研修内容のテストです。
落ちれば当然再試。
その夕方のテストが終われば
夜は明日の朝テストの予習を深夜まで行います。
「テキスト一冊を一晩で予習しないといけない」みたいな状況が毎晩続きます。
鬼ですよ、ほんと。
＊ボクは内資系の大手だったので、販売している薬が多く勉強量も多かったというのも理由です。
同期の女の子が、どんどんお肌がボロボロになっていくのが目に見えて分かりました。可哀そうに。
研修期間 薬学部出身者ならではのツラさ
まじで、一日中勉強でかなりのストレスです。
このストレスが薬学生でも文系出身者でもほとんど一緒です。
平日の唯一の安らげる時間はお風呂と歯みがきしてる瞬間くらいだったかなぁと思います。
薬学出身者は文系学生の指導役もさせられますね・・・
これは薬学生ならではのツライところです
文系出身者からは「薬学部で6年勉強したんだからホントは何でも知ってるんでしょ！？」
っていう感じで質問攻めにされます（笑）
「ちょっと分からないから自分で調べてほしい」とか言うと、こっちがサボっていると思われます。
これが毎日続くとストレス溜まります。
「お前は法学部だから法律のこと何でも知ってんのか！？」って言い返したくなりますね（笑）
☝参考記事 MRの内定をもらった後に 入社前にしておいた方が良いことは？
「MＲ辞めたい」って思った瞬間② 現場に配属されたら飲み会三昧
MＲは飲み会が好きです。
薬剤師として病院や薬局に勤めている人とは種族が違います。
ボクは、大学時代は飲み会好きでしたが、ＭＲになってキライになりました
大嫌いになった理由は2つです。
一つ目の理由は「異常に飲み会作法にこだわる先輩がいたから」
その先輩は、自分より5歳くらい年上で、当時30歳くらい、若手と中堅の間くらいですね。
このくらいの年齢のMRのなかには「デキる社会人」を自負して、飲み会作法に異様にこだわる人がいます。
入社後半年の研修が終わり現場に配属された直後、自分が一番下の後輩になるので、先輩に飲み会で気を遣うのは当たり前です。
でも、そればっかりずっと気にさせられると嫌になります。
飲んでる最中も、上司のグラスのお酒が少なくなっていれば、その先輩からアイコンタクトをされます。
「はやく上司に次の飲み物を聞け！？」っていう厳しい視線です。
こっちのタイミングでやるからほっといてくれ！
上司からは「気を使わなくていいよ～」と言われますが、先輩からはしつこく指示がきて板挟み状態に。
さらに、飲み会が嫌な理由は深夜まで続くところ。
現在40歳を超えている世代は接待経験者です。
なので、その世代は夜遅くまで飲む耐性がめちゃくちゃ強い！
そして、新人ＭＲは独身で自由なのは明白なので、どこまでも付き合わされます。
深夜1時に「最後にもう一軒いこう」って言われるので、マジで地獄です。
翌日も朝から7時半にはクルマにのって卸に行かないと行けません。
こんなの、一般の会社員だとありえないですよね。
たぶん、薬剤師として働いていたらこんな事にはならなかっただろうな・・・
こんなこともあって会社での飲み会はどんどん嫌いになっていきました。
今はコロナで飲み会は完全に禁止なので
新人さんにとっては天国ですね！
ボク自身も会社での飲み会は2年間ほぼ行っていません（2回くらいかな？）。
「MＲ辞めたい」って思った瞬間③ 夜遅くなる仕事の代表格「講演会ストレス」
薬学生の方は製薬会社が主催する講演会って参加されたことありますか？
薬剤師としては聞く側として参加することもある講演会。
当然ですがＭＲは開催側です。
これも結構大変です。
まずは講演会の一般的な流れは19時頃から始まり21時に終了。
そこから立食での懇親会となります。
そして、22時前に懇親会終了。
参加者や講演した先生を送り出して22時過ぎに任務完了です。
そして、片づけをして、立食パーティーの残り物をＭＲで食べながら軽く乾杯。
家に帰れるのは23時頃ですね。
こういった講演会が週に1回はあります。
ここに飲み会好きのＭＲいたりすると、22時からでも平気で飲みにいきますからね。
そうなると大変ですよね・・・
新薬が立て続けに発売したら、こういった講演会が連日続くこともあります
「MＲ辞めたい」って思った瞬間④ 噂好きが多い職場環境
ＭＲは噂好きな人が多いです。
ボクはこういう人に話を聞くのが面倒でストレスでしたね。
誰が社内で評価されていて出世しそうとか、
あの上司は○○さんの事が嫌いとか。
ホントかどうかは関係なく、そういう話が好きな人っていますよね。
また、MRは転勤があるので、異動の話でも盛り上がります。
この人は不祥事をしたから田舎に飛ばされるとか。
MRの中にはこういうゴシップネタを集めることに異常に長けている人がいます
薬剤師をされている方にはあまりいないのではないでしょうか？
MRは医師の出世（次の教授はだれになる？とか）や転勤の話をキャッチするのは大事
なので、こういう能力が発達するのでしょう。
ただ、そんな話ばかり聞かされたら、こっちはヘトヘトになります。
ボクは、先輩から「この上司の攻略法を教えてやるから飲みに行こう！」って言われたこともあり
「まじでどうでもいいんだけど！」って内心思った記憶があります（笑）
「MＲ辞めたい」って思った瞬間⑤ 女性MRから聞いた驚愕のストレス話
最後に、これは他社の女性MRから聞いて驚いた話。
その子は大手ではなく中堅くらいの製薬会社でした。
その会社では、朝おじさん社員が出社してくると、女性ＭＲへネクタイが手渡されるそうです。
そして、女性ＭＲがおじさん社員のネクタイを結んであげる。
おじさんが営業所から出社していくときは、靴を履かせてあげる・・・
その会社（おそらく、その営業所だけ！）では、こんな事が当たり前だったそうです。
想像しただけで、嫌すぎですよね。
10年近く前の話ですが、10年前でも「そんなことある！！？」って本気で思いました。
当時、ボクの会社（内資系大手）で、もしそんな事をやったら、おじさん社員は訴えられて減給処分にでもなりそうな事例です。
基本、製薬会社は非常にクリーンな職場なので、かなり特殊な例だと思ってください。
こんなセクハラはほぼ無いと思います。
社内にはそういった相談を受け付ける部署があるので、そこに連絡されて一発アウトでしょうね。
ちなみに医師からセクハラ受けるような事も聞いたことありません。
たまにネット記事で「女性MＲは枕営業してる」とかありますけど、10000％ありえません。
本当にツライのは仕事内容よりも「人間関係や飲み会」
振り返ってみると、本当にツライことって直接仕事に関わらないものばかりでした。
よくMRの仕事内容でストレスだと言われることとして
・営業のノルマが達成できないとツライ
・医療関係者から邪魔者扱いされるのでツライ
などなど、ありますが、ボクはあまりストレスには感じていません。
ノルマなんて慣れてきますし、営業なんで良いときもあれば悪いときもあります。医療関係者の人からゴ扱いされることもありません。
MRの仕事内容自体は結構やりがいがあって良いお仕事だと思います。
本来のMRの仕事内容でツラいと感じることはこちらの記事で↓
また、ネット上にはMRの仕事に関しては色んな間違った噂があるので気を付けてくださいね。
【MRを目指す薬学生へ】ＭＲ 仕事内容 に対する間違った噂を切る！【嘘ばかりです！】
今回ご紹介した、飲み会や講演会で夜遅くなることなどは、コロナ禍の影響によりかなり軽減されました。
実際に飲み会はまったくないですし、講演会もオンラインばかりです。
さらにいうと、社歴が上がれば普通に飲み会も断れる立場になります。とりあえず2～3年の我慢です。
そういう意味では、コロナの影響で薬学生の方にも目指してもらいやすい職業になったと思います。
ぜひ前向きに検討してほしいと思います。
これから就活の準備をするという薬学生さんはこちらの記事も参考にしてください！
