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【嘘ばかりです!】MR 仕事内容 に対する間違った噂を切る!【MRを目指す薬学生へ】
こんにちは、keitoです。
本日はこんな学生さん(主に薬学生さん)に向けた記事です。
就活を控え、MR(製薬会社の営業職)も検討しています。
けれど、ネットでMRの仕事内容の情報を見て、だんだん不安になってきた・・・
接待なんかは、さすがに今はないみたいだけど。
残業とか休日出勤、営業ノルマのストレス!!
これって本当なの・・?
【この記事で得られるメリット】
よくネットで見かけるMRの仕事内容に関する記事は本当なのか?嘘なのか?が分かる
ボク自身の経歴は以下の通りです。
・薬学部卒
・就職氷河期で複数の大手製薬会社から内定
・大手の製薬会社でMRとして約10年ほど勤務
(開業医、基幹病院、大学病院担当のすべて経験)
なので、MRの仕事内容については、ほぼほぼ全て把握できているかと思います。
ボクが就活していた頃はMRの仕事内容についてネット記事も少なかったので
あまり情報収集できず困りました。
田舎に住んでいたのでOB訪問なども出来なかったという事情もありました。
今回の情報が少しでも就活中の薬学生の方に役に立てばうれしいです!
MR 仕事内容に関する噂① 休日も仕事でプライベートな時間が確保しにくい
噂① 休日も仕事でプライベートな時間が確保しにくい ⇒嘘です
「休日にも研究会や研修に参加したりして休めない」
ネットでこんな記事にみたら完全に嘘だと思ってください。そんなわけありません!
理由は、製薬会社は労働時間の管理がかなり厳しいからです。
実際、労働時間の管理については、めちゃくちゃホワイトですよ!
30代 昭和生まれのボクからみれば「ホワイトすぎてもっと厳しくてもいいんじゃないの?」って思ってしまうレベル!
たとえば、もし休日にフルで仕事が入ったら、強制的に代休を取って休まないといけません。
逆に「わざわざ代休取るのがメンドクサイ」というのがデメリットです。
また、「休日に医者から急に呼び出される」など、こんなことはMR人生10年で一度もありません。
仮にそんなに求められる関係を作れたら凄いことですね。
お医者さんにも家族がいますからね。わざわざ業者を呼ぶなんて、かなりあり得ないです。
さらに、働く時間について、もうちょっと深掘りしますね~
朝が早く、夜遅くまで働くので体力的にキツイ! ⇒これも嘘です
まずは、朝に関して コロナ禍でかなり楽になりましたね~
以前までは朝7時過ぎに家を出て8時過ぎに医薬品卸へ行くというのが朝のルーティンでしたが
コロナ禍では卸に行くことがなくなり、かなりラクになりました。
卸さんとの話は本来電話で済む要件が多かったから、もともとこんな感じで良かったんだと思います。
そもそも、7時過ぎくらいに家を出るサラリーマンって結構普通にいますのでMRが特別早いわけではないかと思います。
そして、今はもっと楽になりました。
基本、朝は8時半くらいからお家で部屋着のまま在宅勤務開始って感じです。
次に 夜遅くまで仕事をしているか?に関して
これもコロナ禍でラクになりました!
ボクの会社の場合は、22時以降に営業でクルマを使うのは厳しく禁止されています。
「昔は夜遅くまで病院に残って営業していた」みたいな話、これは遠い遠い過去の話です。
今考えれば「講演会」はツラかった・・・
コロナ以前までは、週1くらいで夜に講演会がありました。
講演会とは、ホテルで会場借りて有名な医師を呼んできて、講演してもらうヤツですね。
19時 講演会スタート
21時 懇親会(ビュッフェ)
22時 撤収
みたいな流れで夜遅くなることがありました。
今は講演会もオンラインで開催。当然、懇親会もないので遅くても21時には必ず終わります。
まとめると、2021年のMRの労働時間はこんな感じ!
朝は8時半くらいから在宅勤務開始
夜は、通常であれば19時で終了
講演会(オンライン)がある時は21時までには遅くとも撤収(頻度は月1~2回くらい)
普通のサラリーマンとあんまり変わらない!
MR 仕事内容に関する噂② 医療関係者からゴミ扱いされる
噂② 医師や看護師、医療事務の人たちからゴミ扱いされる
⇒嘘というか、もはや意味不明です
これはMRを知らない人が書いた記事だとわかります。
もしくは、MRとして全くやる気のない人がつぶやいたことですね。
ボク自身は「ゴミ扱い」は一度もされたことがありません。
MRが医療関係者(薬剤師さんや看護師さん)と良好な関係を築くのは大事な仕事の一つです。
「ゴミ扱い」される前に役に立つ情報をこちらから提供します。
けっこう仲良くしたりしますよ!
具体的には
たとえば、看護師さんが喜びそうなWEBセミナーの情報をお伝えしたりして、看護師さんとの関係を築いておきます。
そうすると、看護師さんは色々と院内の情報を教えてくれるようになります。
なかには、医師の処方状況や治療方針なんかを教えてくれたりします。
これって、いざ医師へ面談するときにめちゃくちゃ役立つ情報です。
ボク自身、薬学部出身なので、薬剤師さんにも役に立つ情報を積極的に伝えるようにしています。
そうすると、色々と助けてもらえるようになりました。
医師は非常に忙しいです! このように周辺から情報取集を行うのはMRとして当たり前ですよね!
じゃないと、いざ医師にあった時に的外れな事をしゃべったりしてしまいますからね。
こんな感じで、医療従事者からゴミ扱いされるような関係ではないです。
MR 仕事内容に関する噂③ 営業ノルマがキツすぎる
「営業ノルマがキツすぎる」⇒これはある意味で本当です
イメージとしてはノルマと言うよりも目標という感じです。
そして目標は高くて当然じゃないでしょうか?
仕事である以上、お金をもらっているので高い目標を課せられます。
余裕で達成できる目標をクリアした社員に、「よくやってくれました!!」って言う会社ってあるんですかね?
MRも高い営業目標は課せられますが、正直「ノルマ」のようなイメージではないと思います。
その理由としては
薬剤の売り上げは担当MR以外の影響にあるところも大きい
というのが挙げられます。
たとえば
「担当エリアの○○市は、もともとうちの薬のシェアが低くて、どんなに頑張っても△△社のシェアを超すことが難しい」
「○○病院では、うちの薬が良く使われているけれど、車で来院している人が多いので、実際に薬が購入される薬局は、別の担当者のエリアになってしまう」
などなど、色んな要素があります。
こんな感じで、担当エリアの売り上げには、担当MRの営業力以外にも様々な要素が絡み合っています。
どちらかというと、売れていないのが悪いというよりも
売れていない理由を分かっていないことのほうがMRとしては問題です。
会社側からも、こういった理由をしっかりと説明できれば理不尽に責められることはありません。
また、実際の売り上げだけでなく、会社は行動面もしっかりと評価してくれます。「常にノルマに追われている」といった感じではないです
MR 仕事内容に関する噂④ 勉強が大変 ⇒これは本当です
勉強が大変 ⇒これは本当です。
個人的には、正確に言うと「勉強が大変」というよりも
「勉強をしないとMRの仕事自体が楽しくならない」
というのが正しいと感じています。
なぜなら会社が用意してるパンフレットを何となく紹介するだけで、医師が喜んでくれると思いますか?
やっぱり、しっかり勉強して「何とか医師の役立つことを伝えたい!」って思いますよね。
そのほうが医師も喜んでくれるし、そうなると、MR側も楽しく働けます!
どれくらいの勉強が必要なの??
具体的には、最低でも2~3日に1報くらいは文献を読みたいところです。
でも、何十年働いていて文献を読んだことがほとんど無いというMRも実際にはまだまだいると思います。
MR=医薬情報担当者ですから、
新しい情報を仕入れる気がないのであれば、やる意味ないなぁ~と個人的には思います。
MRはオススメできる良いお仕事です
給料はいいけれど、深夜まで働いて土日も休みがない、というイメージをお持ちの方には、
実際は全然違うということがご理解いただけたかと思います。
コロナの影響により、ますます量よりも質が問われるようになりました。
なんだか、本当の意味で薬の情報を扱う「医薬情報担当者」という言葉通りに近づいているような気がします。
薬学生の方はもちろんですが、他の学部の学生さんにも
自信を持ってオススメできる仕事だと思っています。
そのうえ年収も非常に良い魅力的な職業の一つなので、
これから就職や転職活動をされる方はぜひ選択肢にMRを加えてみてはいかがでしょうか!
*もし、MRの仕事内容に関するうわさで「これってホントなの?」と思われることがあれば
「お問い合わせ」からコメントいただけると回答させていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
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