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【製薬会社の営業】MRとOTC営業を徹底比較。現役MRがOTC営業の魅力を解明

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【製薬会社の営業】MRとOTC営業を徹底比較。現役MRがOTC営業の魅力を解明

こんにちは、製薬MR歴10年のけいとです。

本日の内容

現役MRから見たOTC薬(ドラッグストアの薬)の営業の魅力について!

文系の方にも分かりやすく紹介していきます!

ボクはMR(医療用医薬品の営業)なので

OTC薬の営業について、MRとの比較っていう目線で紹介していきます。

それと、当然ですが、ボク自身はOTC営業として働いた経験はありません。

一応、学生の頃にドラッグストアでバイトはしていたので

その時にOTC営業の方と接した経験はあります。

OTCってなに??

Over The Counter」(オーバー・ザ・カウンター)の略です。

ドラッグストアや薬局でカウンター越しに買えるので、こう呼ばれます。

※一方でMRは、病院や診療所からの「処方せん」がないと買えない薬の営業ですね。

OTC薬の市場規模は? 「医療用」に比べて圧倒的に小さい

薬は大きくこの2つに分かれます。

医療用医薬品:約6円 

OTC薬:7,000

だいたい9:1くらいの割合でOTCの方が少ないです!

とはいえ、国としては、『医療用医薬品:約6兆円』を何とか減らそうとしています。

医療用医薬品は『自己負担3割』なので、残りの7割は国とかが負担しないといけない!

そのために、国はOTC薬でセルフメディケーションを進めたい!

って考えています。

セルフメディケーションっていうのは

できるだけ自分でケアできるところは、自分自身でよろしくね!

(=病院にかからず、ドラッグストアの薬でなんとかしてね!)っていうことですね。

OTC営業の魅力① 国策として進めるセルフメディケーションに関われる!

こんな感じで、医療費を抑えるために

OTC薬の分野は国として充実させる方向で10年以上前から動いています。

逆にいうと、MRは高い医療費がかかる高額な薬剤を販売しています。

もちろん、重篤な患者さんを救うために

製薬会社は大金を使って研究開発してるので、しょうがないですが。

一般的にはなかなか理解されませんよね。

というわけで

「高い薬を売りつけてる」って思われがちなMRとは違って(悲しい・・)

OTC薬の営業は、国策として進めているセルフメディケーションに関われる!

ざっくりですが、これが魅力の一つ目です。

OTC営業の魅力! ② 扱う商品のバリエーションが豊富!

OTC営業は、ドラッグストアの本部にいるバイヤーを訪問したり

ドラッグストア各店舗を回ったりするのが仕事です。

また、OTC営業が扱う薬は、たくさんのバリエーションがあるのが特徴ですね。

(もちろん製薬会社の規模によりますが)

出典:佐藤製薬HP

一方で、MR病院や診療所に行き、ドクターへ自社の薬の紹介します。

OTC営業はたくさんの薬や商品を扱いますが、

MRは、1~2種類の薬しか担当しないことも多いです。

そして、MRの場合、万が一、その薬が売れていなかったら・・

今は全国のMRみんなが、全国の売上順位をいつでもすぐに確認できます。

考えただけでもぞっとしますね(笑)

でも、転職や異動でもないかぎり、ぜったいにそこから逃げることはできません。

というわけで、OTC営業の良いところの2つ目は

扱う商品のバリエーションが豊富!

(MRよりも逃げ場がある)っていうところ。

精神的にはMRよりラクかもしれないなと感じます。

OTC営業の魅力! ③ 自分の実力で売り上げを伸ばせる!

OTC営業は、ドラッグストア本部だけじゃなく

ドラッグストアの店舗も訪問します。

ボクもドラックストアでバイトしてる時

OTC営業の人がたまに来ていました。

そこで、薬の売り方とか、

こういったお客さんから相談があったら、この薬を勧めてくださいって

教えてもらってました。

他にも、OTC営業のひとは

商品棚のレイアウトを手伝っていたり

ポップを持ってきて並べたり。

より患者さんが薬を手にとるところまで関われます。

出典:MD NEXT「リテールテインメント志向する「ウエルシア」の手書きPOP研究」

このあたりは絶対にMRはやったらダメなことなので

面白そうな仕事ですよね。

MRができることは、ドクターにお願いするところまで。

なので、販売の仕組みを作るところには一切関われない。

それに、MRは、ドクターの治療方針次第では

どんなに頑張っても営業しても全く処方してもらえない・・

っていうことも多いです。

『自分が担当するエリアに、自分の薬剤に合った治療方針のドクターがいるかどうか?』

ここにかなりの影響を受けます。

そういった点では

より自分の実力次第で売り上げを伸ばしやすいのはOTC営業のほうかもしれません。

とはいえ、MRの良いところも

あらためて、今回OTCの営業について調べてみて

MRってここが良いなぁって思ったポイントがあります。

それは、患者さんとの距離は遠いけど

『ひとりの患者さんの治療に関われる度合いは大きい』っていうところ。

MRが扱う薬は専門性が高くなり

処方される人数も少なくなっているので

ドクターも自社品を処方した患者さんを覚えていてくれています。

生活習慣病の薬のように、日常的に何十人も使うような薬じゃないので。

それと、値段も高いので、インパクトに残りやすいっていうのもありますね。

なので、使った患者さんに効果が出てるのか?とか

患者さん一人ひとりの様子について教えてもらえます。

新薬だったりすると、ドクターも興味があるのでなおさらです。

ドラックストアだと、自社の薬を使った患者さんが

その後、効果が出ていたかどうかまで、なかなか話ができないと思います。

「あの風邪薬、効きましたよ~」って

わざわざお客さんがドラッグストアへ報告に来ることはないですよね。

そういった意味では、より患者さんの治療に深く関われるのは

MRの良いところです。

OTC営業 肝心のお給料は?

結論からいうと

MRに比べると若干劣るのは事実です。

OTCメーカーの平均年収

・佐藤製薬 748万円

・小林製薬 676

・久光製薬 664万円

ある程度の規模の製薬会社で

MRをしていれば平均で750万円は確実に超えます。

とはいえ、OTCメーカーでも世間一般からすると十分高いですが。

福利厚生に関しても

製薬会社のMRが家賃の8割くらいを補助してもらっていますが

それに比べると家賃補助の割合はガクッと落ちるようです。

そこには市場規模の違いや

(医療用医薬品:約6兆円、OTC薬:7,000億円)

利益率の違いがあると思われます。

営業利益率の違い

OTCメーカーの大正製薬:7.3%

医療用医薬品の中外製薬:38.3%

※ともに2020年のデータでの比較

まとめ MRから見たOTC営業のよいところ

・お客さんとの距離が近い!

売れる仕組みを自分の手で作れる。MRはぜったいに関われない領域。

・たくさんのお客さんのセルフメディケーションの役に立てる!

・自分の裁量で売上を伸ばせる!

MRはドクターの治療方針に大きく影響を受けます

・商品数が多いので逃げ場がある!

MRは担当する薬は1~2種類に限定。逃げ場が少ない(笑)

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