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次の株価や業績の暴落はどこ?危険なワースト3 結論:やばいのはブリストル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィ

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次の株価や業績の暴落はどこ?危険なワースト3 結論:やばいのはブリストル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アッヴィ

  

こんにちは、けいとです。

今日もこつこつと良い転職や資産形成のヒントを探していきましょう。

  

本日のテーマは、

『株価や業績の暴落危険度が高い会社ワースト3』

外資系企業編です。   

  

ご存じのとおり、

「稼ぎ頭の薬」の特許が切れると、

ジェネリック(後発品)にシェアを奪われ売上が大きく傾く。。

これ、製薬会社の宿命ですよねw

  

実際に、

主力品「ラツーダ」特許切れ&後につづく薬も育ってない”住友ファーマ”。

2023年に業績と株価が、がっつりと低迷。

これ、製薬会社(住友ファーマ)も可哀そうだけど、

株を買ってる我々も大事なお金を失って可哀そうです。

  

というわけで、本日は

①トップセールス商品への“依存度”

②特許切れの年

③開発パイプラインの状況

この3つから暴落危険度ランキング(外資編)。

見ていきましょう。

  

さっそく結論から。暴落危険度ランキング(外資系大手10社)

個人的に、あぶないと思うのは

①アッヴィ ②J&J ③ブリストル

結論だけ良いかたはここまで。

またお会いしましょう!

(「ワースト3に関して、もうちょい知りたいかも」と言う人はこのままご覧ください)

  

製薬外資『業績悪化の危険度』 ランキング 2024年版 (ワースト順)

ワースト順社名安全度トップセールス
製品
特許切れ
(年)
依存度
1位アッヴィ☆☆ヒュミラ
(関節リウマチほか)
既に特許切れ26.5%元世界トップの『ヒュミラ』。
特許切れのカバーには数年かかりそう・・
2位ジョンソン・エンド
・ジョンソン
☆☆ステラーラ
(乾癬/クロ-ン病)
2024年19.9%2024年の大型品「ステラーラ」特許切れ。
希少疾患で稼ぐ会社へ!
3位ブリストル
マイヤーズ
☆☆エリキュース
(抗凝固薬)
2026年27.1%特許切れのビッグウエーブ3連発
(レブラミド、エリキュース、オプジーボ)は見逃せない!
4位ファイザー★★☆☆エリキュース
(抗凝固薬)
2026年11.5%コロナ関連の売上減に加えて2026年エリキュース特許切れ。
シージェン買収で手に入れたADC薬の伸長に期待
5位メルク★★☆☆キイトルーダ
(抗がん剤)
2028年41.8%キイトルーダへの依存度は特大!
※キイトルーダ特許は2036年まで延長の可能性あり
6位アストラゼネカ★★★フォシーガ
(糖尿病ほか)
2025年13.1%フォシーガ特許切れは直前に迫るも
主軸の抗がん剤が伸びるので安心。
※フォシーガ糖尿病の特許は「2025年10月」まで。
7位ノボ・ノルディスク★★★★☆オゼンピック
(糖尿病)
2033年41.5%2024年以降も肥満症領域で大幅伸長。
オゼンピックへの依存度が高いのは要注意。
8位ロシュ★★★★☆オクレバス
(多発性硬化症)
2028年10.8%大きな売上変動なし。
コロナ減収を新薬でカバーしておりGood!
9位ノバルティス★★★★★エンレスト
(心不全)
2036年13.2%爆発的な売上の薬はないが、
新薬発売数が多くて安定感は抜群。
10位イーライリリー★★★★★マンジャロ
(糖尿病)
2039年15.2%肥満症薬で爆伸び。
2015年発売トルリシティからマンジャロへ!
完璧な世代交代。
特許切れの年は決算資料などの各種情報ソースから収集。

動画解説(外資10社)のほうが良い方はこちらからどうぞ。

  

ワースト3位 ブリストルマイヤーズ 苦難のビッグウェーブ3連発

■トップセールス商品: エリキュース(抗凝固薬)

売上 12,200万ドル  (総売上の27.1%)

特許切れ予想  2026年

  

ブリストルの苦難を一言でいうと、

3つのビッグウェーブ!!

・2023年 レブラミド(多発性骨髄腫)1.3兆円

・2026年 エリキュース(抗凝固薬)1.7兆円

・2028年 オプジーボ(抗がん剤)1.3兆円

総額4兆円以上!!

   

ブリストルはこれから少し苦しい時期に突入するはず。。

  

当たり前ですが、

ブリストルも対抗策をスタンバイ。

  

2028年に特許が切れるオプジーボ。

“皮下注射版“を既に世界各国で発売。

  

オプジーボはもともと”点滴”の薬。

めんどくさくて時間もかかる薬だったんですが

  

ブリストルの皮下注射版のお陰で、これが大きく改善!

5分くらいでカンタンに完了する注射へ改良されました  

これは今後、発売されるであろう後発品と戦ううえで大きな武器になりそう。

  

■オプジーボ皮下注射:

皮下注射(インフルエンザワクチンと一緒のただの注射)

5分以内で投与終了!

  

■オプジーボ後発品(開発はアムジェン社):

点滴(病院のベッドに横たわって投与)

30分以上の時間がかかる・・・

  

どっちが選ばれるかは、一目瞭然ですよね。  

    

ワースト2位 ジョンソン・エンド・ジョンソン 

  

■トップセールス商品: ステラーラ(乾癬・クローン病)

売上 10,900万ドル  (総売上の19.9%)

特許切れ予想  2024年

  

2024年、全体の2割を支える主力品が

特許切れになるJNJがワースト2位。

  

正直、2024~25年あたりはJNJにとって

”悪い年”になりそうです。

  

ただ、それを乗り越えると

JNJは復活してきそう。

  

理由は、JNJは「希少疾患」で世界一伸びる会社と言われているから。

  

4~5年かけて希少疾患領域で売上の1位と2位となる

2トップを持っています。

・イムブラビカ(抗悪性腫瘍薬)

・ダラザレックス(多発性骨髄腫)

    

JNJはステラーラで一旦沈みますが、じわじわと復活してくるでしょう。

  

少し話は逸れますが

気になる点がひとつ。

    

2024年に特許切れとなるJNJの「ステラーラ」。

その後発品を発売するのがアムジェンという米国大手。

  

アムジェンは、

超大型品の特許切れが起こるたびに売上は伸ばす、

したたかな会社。

じつはJNJよりもアムジェンに注目したほうが、恩恵は得られるかもですねw

  

  

ワースト1位 アッヴィ 世界一売れてた薬の売上がなくなり・・・

  

■トップセールス商品:ヒュミラ(関節リウマチほか)

売上 14,400万ドル  (総売上の26.5%)

2023年、既に特許切れ 

  

2023年、世界一売上だった(新型コロナワクチン除く)ヒュミラを失ったアッヴィがワースト。

当たり前ですが、2023~24年は大苦戦。

  

(じつはヒュミラ後発品第1号を2023年に発売したのもアムジェン!)

  

2023~24年のヒュミラ特許切れのインパクトは相当大きいものの

さすがアッヴィ。

すでに復活の目途は立っています。

  

ヒュミラの後継者は?

▼売上の2本柱

・スキリージ(乾癬) 約1.1兆円 +50%UP

・リンヴォック(リウマチ) 約6,000億円 +57%UP

  

このあたりが住友ファーマとは違って優秀なところですよねw

  

すでに株価も復調気味ですね。

(利回りは3.4%)

  

  

というわけで

『株価暴落の危険度が高い会社ワースト3』

外資系企業編でした。

  

製薬外資は有望な会社が多いので、

特許切れには注意しつつも、

ぜひ波乗りしていきましょう。

  

とくに外資はオンコロジー(がん領域専任)MRの案件が多いのが魅力的。

こういった専任MRの転職案件は、MR専用の転職エージェント『MR BiZ』が豊富です。

案件が流動的なので、早めに登録してエージェントから優良案件の情報を流してもらえるようにしておきましょう。

  

  

今回の内容をもっと詳しく知りたい方は

YouTube動画をどうぞ。

動画内では10社すべてをご紹介しています。

  

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