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【製薬MR 就活小ネタ Vol,6】当たり前の先を行くイーライリリー!
ここでは、MRの就活の時に役立ちそうな小ネタを紹介します。
大手製薬MR歴10年から見た「就活で使えるネタ」を紹介します。
*あくまでも個人の意見です
【本日取り上げる企業】
イーライリリー
有望な新薬が多く将来性の高い会社!イーライリリー
・現役MRから見たオススメ度 ★★★★☆
国内の売り上げは常にトップ10。
「20 in 10」というプロジェクトを掲げており 2014年から10年で20個(!)の新薬承認を目指す。
実際に有望な新薬をかなり多く発売しています。
全医療用医薬品のなかでトップ20に入る製品を2つも持っており
これってかなり凄いことですよ。
「サインバルタ」抗うつ薬 全医薬品中11位 640億円!
「サイラムザ」抗がん剤 全医薬品中12位 520億円!
・年収 非公表(2020年度) ★★★★☆
外資系なので非公表。
国内順位から推測すると年収800万~1100万円くらいかな(外資なんで人によってバラツキは大きいはず)。
ほぼほぼトップ企業と言っていい水準ですね。
・福利厚生 ★★★★★
最大の注目は福利厚生(正確に言うと人事制度?)。
「地域限定MR」という制度があり、MRの最大のネック?である転勤を避けることができる!
しかもすごいのは、「地域限定MR」として採用されれば、通常のMRと給料などの待遇は変わらないということ。ありえない!
女性MRが発案、「労働時間減&売り上げ大幅増」につながった、オンライン説明会とは
この記事はイーライリリーの企業研究のなかでも最重要記事だと思います。
【ネタの引用元】 PRESIDENT WOMAN
https://president.jp/articles/-/38149
(以下、本文抜粋しながら、かなり省力)
◎スタートは「当たり前を疑うこと」から
藤原さんを含む女性MR4人が、異業種合同のプロジェクト「新世代エイジョカレッジ」への参加をきっかけに、課題解決に向けた取り組みを開始。
「まず、訪問して説明するという『当たり前』を疑ってみた」結果、複数の顧客が同時に参加できる“相乗りスタイル”のオンライン説明会という案が生まれた。
当時はコロナショックが起きる前。今と違ってオンライン会議なども普及しておらず
「イメージできない」と参加をためらう顧客もいた。
だが、実証実験であることを伝え、興味を持ってくれた顧客から実施していくと
顧客にとってもMRにとってもさまざまなメリットがあることがわかり始めた。
MRの側では訪問先での待ち時間が従来の53%になり、週の労働時間は7時間近く減少。
移動がないため顧客と面会できる時間も164%増となり、業績は対前年同期比で137%にものぼった。
北日本支店のMR、渡邊あゆみさんは「通常は忙しくて面会できない先生も『オンラインなら』と参加してくれた。
より多くの先生にスピーディーに、正確な情報を提供できた実感がある」と語る。
実験結果の数値と渡邊さんのコメントからは、オンライン説明会がいかに効果的・効率的だったかがよくわかる。
顧客のニーズに真摯に向き合ったこと、業界で長らく「当たり前」とされてきた営業手法を疑ってかかったことが、予想以上の成果をもたらした
【ポイント解説】バカの壁をぶち破り、当時はかなり異例のオンライン説明会を開催していた
まず、就活生の方に押さえておいてほしいのは
『イーライリリーがコロナ前からオンラインで活動していた』というのは割と有名です。
イーライリリーを受けるのであれば必ず知っておきましょう!!
そして、現場のMRの感覚からすると、コロナ前に医師とオンラインで繋がるのって、かなりありえないことでした。
今でこそ当たり前ですが、医師とのオンライン面談は「かなり失礼で医師にとってもメンドクサイこと」っていうイメージでしたね。
でも、これって勝手なイメージですよね。
いわゆる「バカの壁」ってやつですかね。
結果的に当たり前を破って行動を大きく変えた結果、色んなメリットがあったということですね。
変革を恐れず、自ら変わっていける人は製薬会社に求められています。
なぜなら、製薬会社は変わろうとしているけれど、現状は社員側がなかなか変われなくて困っているから!
MRって、特に年配の人は「昔ながらのマイスタイル」をなかなか変えられず
生産性もあがらなくてリストラの対象になってしまうようなケースが多いです。
逆に言うと、新しいものを取り入れて生産性を上げていける人は「会社が求める人材」ということですね。
些細なことでも「変革できた経験」を探してみよう
【就活生のアピールポイント】
「変革できた経験、そして周りを巻き込む力」をアピールしよう!
当たり前を疑うことで変革できた経験があればベスト!
大学でのゼミやバイトなどの経験で、なにか新しいものを取り入れて生産性があがったとか、バイトならお客さんから好評だったとか、些細なことでも良いのでこういった経験はありませんか?
変革をするには色んな工夫が必要だったと思うので、それを面接でがっつりとアピールしていきましょう!
もし経験がなくても、このイーライリリーのこの記事の内容は
就活生が「こんな社風の会社で働きたい!」っていう大きな理由になるはずです。
繰り返しですが、この記事はイーライリリーの企業研究のなかでも最重要記事だと思います。
現場で働くMRから見ても
製薬会社MRの生産性はもっと上げるべきだし、変化は必須だと思います!
変革できる人、特に変革に周りを巻き込める人は製薬会社からすると
喉から手が出るくらいに欲しい人材です。
就活生の方(もしくは転職組の方)、面接でのPR、がんばってください!