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決算のウラ側を解説!明暗が分かれたアステラス製薬と大塚製薬 【今後の株価は大幅下落の可能性も!?】

※記事内には広告が含まれています

決算のウラ側を解説!明暗が分かれたアステラス製薬と大塚製薬 【今後の株価は大幅下落の可能性も!?】

こんにちは。

製薬会社勤務11年のけいとです。

2023年7月に公表された各社の決算内容をみていきましょう。

企業分析や将来性の予測にお役立てください!

【本日の内容】決算のウラ側を解説!明暗が分かれたアステラス製薬と大塚製薬

中外製薬/アステラス製薬/武田薬品 /大塚製薬 の4社を取り上げます。

なかでも今回の決算で注目すべきアステラス製薬と大塚製薬は大注目!

知らないとヤバイ内容なので、ぜひ最後までご覧ください。

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結論から。23年7月決算で見える各社の”調子” ⇒最も好調なのは大塚製薬

▼製薬大手 決算(23年7~8月公表)から見える”今後の調子”

社名調子概要
中外製薬★★★☆☆『業績見通しに変更なし』
▼ポジティブ要素
・コロナ治療薬「ロナプリーブ」政府購入 / 初の遺伝子治療薬「SRP-9001」順調
▼ネガティブ要素
23年後半、アクテムラ後発品の動向に注目
アステラス
製薬
★★☆☆『営業利益を下方修正』
(営業部隊のリストラ費用のため)
▼ポジティブ要素
大型化期待のベオーザ(更年期障害)が米国で承認。 年内に欧州でも承認!?
▼ネガティブ要素
期待のベオーザ、アジアでの展開は不透明・・
武田薬品★★★☆☆業績見通しに変更なし』
▼ポジティブ要素
大黒柱「エンタイビオ」がまだまだ伸長!
▼ネガティブ要素
23年8月以降ビバンセ特許切れの影響が本格化・・・
大塚製薬★★★★★『業績見通しを上方修正!』(過去最高益をさらに更新する見込み!)
▼ポジティブ要素
グローバル4製品が絶好調!特にレキサルティ適応拡大で売上増、利益率向上にも寄与!
▼ネガティブ要素
各社の23年7~8月発表の決算内容を基に作成

それでは、ここから注目の2社(アステラス製薬と大塚製薬)の状況について深掘りしてみましょう。

アステラス製薬に異変!? 今決算でまさかの下方修正を発表

▼アステラス製薬 2023年度の見通し

調子:★★☆☆  今決算では営業利益を下方修正

売上 1兆5,200億円 (変更なし)

営業利益  2,590億円 (-290億円) 

▼アステラス製薬の業績推移予想

✓アステラス製薬 下方修正の理由は『リストラ費用』

23年7月の決算で営業利益の下方修正した要因は??

⇒『日本をはじめとする組織改革の費用』とのこと。

アステラス製薬 早期退職募集500人 国内の営業体制見直し 23年8月発表

国内の営業社員を対象に早期退職者を募集

・前回(2022年3月期)同様の500人ほどを想定 ※国内の営業人員の約3割に相当

・現在の営業人員は約1650人

・このうち24年3月時点で勤続満5年以上の社員が対象

日本経済新聞

リストラで辞めてもらう社員には、お給料の何十カ月分を上乗せして退職金を払うので、そのための費用。

それを今回の決算で損失として計上したわけですね。

リストラに関する費用がかかるのは、「営業部隊が売るための薬が少ない」ってことなので、あまり良い状況ではないですよね。

今決算では、アステラスの今後を担う薬の情報についてもアップデートされています。

✓大型化が期待されるフェゾリネタント(商品名:ベオーザ)が米国で承認

ベオーザは「更年期障害のほてり症状」に対する薬。

これからのアステラスを担う薬ですが、すでに主要製品として位置づけられています。

アステラス製薬 主力製品

ベオーザのピーク時の売上予測は3,000~5,000億円。

かなりの大型化が期待されていますね。

このベオーザは、欧米での状況は、わりと順調のようです。

23年5月 無事にアメリカで承認されました。

アメリカで承認されるって普通のことじゃないの?

そんなに注目することなのかな??

こう思われるかもしれませんが、じつはアメリカはホットフラッシュ(更年期障害のほてり)の患者数がかなり多い国。

いわゆる”超巨大市場”なわけですね。

【ベオーザの対象患者数】

アメリカ1,000万人 vs 欧州トータル1,300万人

こんな事情があって、アメリカでの承認はアステラス製薬にとって大事だったわけです。

✓ベオーザ 早ければ年内に欧州承認!ただし大きな懸念材料も・・・

ベオーザアメリカだけでなく、早ければ年内に欧州で承認されます。

一見、いい感じに見えますが、じつはちょっとした懸念も。

それは『これからのアジア展開がうまくいくかどうか』

欧米の患者さんに対して、良い結果がでたベオーザですが、アジアの患者さんには良い効果がでてこないようです。

中国などで行った試験で、あんまり良さげな結果ではなかったため、日本では臨床試験自体を行わない可能性もあるかもです。

「日本の会社の新薬が日本で発売されない・・・」っていうのも残念ですが、なにより市場規模が大きい中国で売れなかったらインパクトは大きいですね。

こういった背景も、日本での営業人員をリストラする、今回の流れに繋がっているのかもしれませんね。

大塚製薬 過去最高売上の見込みをさらに上方修正!

▼大塚製薬 2023年度の見通し

調子:★★  今決算では、見通しを大幅上方修正!

売上 1兆9,050億円 (+1,050億円)

営業利益 2,450億円 (+350億円) 

売上、利益をともに上方修正しています。

▼大塚ホールディングスの業績推移予想

そして、大塚の課題だった利益率も“ひとケタ”から脱出確実です。

▼大塚製薬 利益率推移

✓好調の要因は? グローバル4製品(とくにレキサルティ)が伸長!

・抗精神病薬『エビリファイメンテナ』

・抗精神病薬『レキサルティ』

・抗悪性腫瘍剤『ロンサーフ』

・利尿薬/ADPKD薬『サムスカ/ジンアーク』

4製品の売上は6,000億円/年を超えています!

とくに今決算では、下の2製品が大きく伸びています。

・抗精神病薬エビリファイメンテナ前期比+26

・抗精神病薬『レキサルティ』前期比+27%

もともと1,000億円以上うれているブロックバスターですが、その売上が2割以上も伸びてるってスゴイですよね。

伸びている要因としては、レキサルティ(統合失調症薬)の適応拡大がインパクト大!なようですね。

レキサルティは売上1,690億円もあって、大塚HDの医薬品事業(1兆1,380億円)のうち14.9%を稼ぐトップセールス商品になっています。

23年5月、レキサルティは、アルツハイマー病に伴う行動障害(アジテーション)への適応拡大を発表。

レキサルティは、アメリカ初のアジテーションの適応をもつ抗精神病薬になりました。

2029年には、その患者数は280万人と想定されています。

そこまで大きな市場ではないですが、競合他社の薬も目立ったものがないため、大きくシェアを獲れると見込んでいます。

引き続き、レキサルティは大塚製薬の主力品として君臨しそう。

さらに、レキサルティは日本でも同様の適応拡大を予定しています。

アメリカほどの市場規模はないと思われますが、それで日本で”得意の精神科領域”で新たな武器が加わることは大きなメリットです!

出典:日刊薬業

✓レキサルティの売上が伸びれば、利益率も改善する!?

大塚製薬は、製薬会社にしては、さほど利益率が高くない会社。

株主からもこの点については指摘されていました。

大塚製薬としては、「自社品であるレキサルティが売れることで利益率が向上していく」と説明しているみたいです。

とりあえず、23年度中には12%台まで回復することを見込んでいる利益率ですが、長期的にはもっと改善が期待できぞうです。

▼大塚製薬 利益率推移

決算のウラ側を解説!明暗が分かれたアステラス製薬と大塚製薬 【今後の株価は大幅下落の可能性も!?】

今回の記事では、とくに注目のアステラス製薬と大塚製薬だけを解説しています。

もし、中外製薬や武田薬品などの他の企業も含めた解説を見たいかたは、こちらの動画をご覧ください。

▼製薬大手 決算(23年7月公表)から見える”今後の調子”

社名調子概要
中外製薬★★★☆☆『業績見通しに変更なし』
▼ポジティブ要素
・コロナ治療薬「ロナプリーブ」政府購入 / 初の遺伝子治療薬「SRP-9001」順調
▼ネガティブ要素
23年後半、アクテムラ後発品の動向に注目
アステラス
製薬
★★☆☆『営業利益を下方修正』
(営業部隊のリストラ費用のため)
▼ポジティブ要素
大型化期待のベオーザ(更年期障害)が米国で承認。 年内に欧州でも承認!?
▼ネガティブ要素
期待のベオーザ、アジアでの展開は不透明・・
武田薬品★★★☆☆業績見通しに変更なし』
▼ポジティブ要素
大黒柱「エンタイビオ」がまだまだ伸長!
▼ネガティブ要素
23年8月以降ビバンセ特許切れの影響が本格化・・・
大塚製薬★★★★★『業績見通しを上方修正!』(過去最高益をさらに更新する見込み!)
▼ポジティブ要素
グローバル4製品が絶好調!特にレキサルティ適応拡大で売上増、利益率向上にも寄与!
▼ネガティブ要素
各社の決算内容を基に作成

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