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目次
就活生必見!ニッチだけどオススメな製薬会社4選【現役MRが推薦】
☑大手もいいけれど、中小規模の製薬会社でもいい会社ってあるんじゃないの?
☑とはいっても、なかなかいい会社って分からないから教えて~
こんな就活生のために本日はこんな内容です。
【本日の内容】
・あまり有名じゃなくてニッチだけどオ良い製薬会社を4つに絞って紹介!
*現役MRからみて、おすすめできる会社を紹介していきます!
まず結論ですが、厳選した4社はこちら!
・マルホ
・ロート製薬
・トーアエイヨー
・UCB
*UCBだけ新卒採用してないので注意(将来の転職先候補として推薦)
☝動画の方が良い場合はこちら↓
ニッチだけど就活生にオススメな製薬会社 マルホ
筆頭はマルホです。
ただ、マルホをニッチというのはかなり失礼な感じがしますね。
就活生のなかでも良い会社として有名ですね。
実際、ボクが就活しているときも働きやすい良い会社として有名でした。
今回ご紹介する4社のなかで、就活生の方には一番オススメです。
マルホといえば『皮膚科』
・国内医療用外用剤(塗り薬)ではシェアNo,1
シェア37%なので、日本の病院で処方される塗り薬の3分の1以上はマルホ製です。
・皮膚科ドクターからの評価No,1
・皮膚科領域ではなんと世界12位です
マルホの代表的な商品『ヒルドイド』
売上の半分がヒルドイド関連という凄まじい状況。
余談ですが、ヒルドイド vs ヒルマイルドの戦いが勃発中
ヒルマイルドの名前がヒルドイドに類似しすぎているということで裁判に
いま(2022年3月時点)最高裁まで行って争っていますね
出典:健栄製薬HP
マルホの良いところは?
こちらの3点です
①よい薬を売っている
②MRは皮膚科領域に超特化
③高年収
マルホの良いところ① 良い薬を売っている
「持っている」じゃなくて「売っている」ってのがミソです。
以下の乾癬の薬はすべて他社が開発して、マルホは販売だけに携わってます。
「コセンティクス」IL-17阻害剤(乾癬)
⇒ノバルティス開発
「マーデュオロックス」軟膏(乾癬)
「オキサロール」軟膏(乾癬)
⇒中外製薬が開発
マルホは開発の基礎的な部分に関わらないので、リスクが少ないんですよね。
薬の場合、「よく途中で開発中止になった」っていうことがあって
それが株価に影響するくらいに会社にとってはかなりの損害になるんですが
マルホはそのリスクを負わないという戦略。
マルホの良いところ② MRは皮膚科領域に超特化
上記のような戦略ができるのも、皮膚科領域での営業力が強いからこそ。
営業力がなかったら、当然ですが大手(ノバルティスや中外製薬)から
営業を任せてもらえないですからね。
そのために、マルホMRは皮膚科オンリーで特化しています。
マルホは皮膚科以外の薬ももっていますが
MRがいるのは「皮膚科だけ」
全国で300人です。
300人って聞くと、2000人位のMRがいる大手と比べると少ないって思うかもですが
それでも皮膚科だけでってなるとかなり密度の濃い営業ができると思います。
そもそも皮膚科のクリニック、内科みたいにたくさん無いですからね。
マルホの良いところ③ 高年収
マルホの年収は833万(2020年度)
この金額からも社員を大事にしてるのが分かります。
ニッチな領域の会社の年収ではないですよね。
ふつうに準大手って感じですよね。
眼科に特化してる大手の参天製薬826万円よりも高い!
マルホのデメリットは?
最後に、デメリット。
しいていえば。
MRとして転職するときに苦労するかも・・・。
皮膚科に特化してるんで他のメーカーへの転職には苦労するかも。
皮膚科でのMR経験ってなると転職のときになかなか活きないですね。
ニッチだけど就活生にオススメな製薬会社 ロート製薬
ロート製薬
これも有名な会社ですが
医療用医薬品の世界ではニッチな会社になるかと思います。
得意分野は『眼』です。
ロート製薬ってどんな会社?
ヘルスビューティーを中心に4つの分野で構成。
ただ、売り上げとしては
化粧品などのスキンケア6割、OTC3割(目薬ですかね)
残り1割が機能性食品
出典:ロート製薬HPより
基本的には、医療用医薬品を扱うMRを目指すひとには向かない会社ですが
ただ、ここ最近になって変化がでてきました。
ロート製薬 医療用医薬品の市場に参入
2019年 点眼薬の市場に参入
2020年 日本でMR活動が開始
去年(2021年)に社長もこう言っています。
「これからは、医療用点眼の新薬を積極的に開発、投資する」
いま眼科の領域に入ってきてるメーカーは多いです。
たとえば、ノバルティスはがっつりはいってますし
アステラスとかも候補持ってます。
「眼科といえば参天製薬」みたいなイメージももしかしたら今後は変わってくるかもしれませんね。
そういった意味では、さきほどのマルホに比べ
ロート製薬の眼科での経験は転職には有利なのかもしれませんね。
ロート製薬 気になる年収は?
平均年収 738万円
ちょうど、製薬会社MRの平均年収くらいですね。
ニッチだけど就活生にオススメな製薬会社 トーアエイヨー
オススメな製薬会社、3社目はトーアエイヨー。
就活生からするとかなりニッチな会社ですね。
トーアエイヨーといえば『循環器』
循環器って比較的メジャーな科になるので
現場でもトーアエイヨーMRにあうことは多いのですが
トーアエイヨーMRは循環器ドクターとの関係値がかなり強いです。
トーアエイヨーMRの強み
それは循環器ドクターとの『強力なコネクション』です。
「○○大学の次の教授は△△先生になりそう」
「○○先生は最近、大学病院から出て、開業するみたいですよ」
ボクの知ってるトーアエイヨーMRはこういう秘密情報に詳しい人ばかり。
コネクション活かしてこういった情報をとっていくんでしょうね。
ドクターとこういうのって興味あるんで盛り上がるんですよね。
歴代の循環器ドクターを担当してきてたりするんで、ホントにトーアエイヨーは詳しい。
人間って、秘密を共有すると
一気に距離が縮まる感じがします。
MRとしては、関係値を速攻で高めるいい武器です。
特に接待ができなくなった今、コレはあなどれないです。
トーアエイヨーのデメリット
すこしデメリットは多めかと。
・新薬が少ない
・後発品も担当しないといけない
・年収が低め
画期的な新薬を出す会社ではないです。
製品ラインナップを見ても分かると通り、
既存の薬をテープ剤にしたりと
薬の形を変えて価値を提供しています。
それと、循環器系の後発品も出していたりします。
MRとして『画期的な新薬を世の中に広める』
みたいなひとには向かない会社かなと思います。
あくまでも循環器という限定された範囲で人間関係を築いて営業していくような昔ながらのスタイルですね。
出典:トーアエイヨーHP
そして、年収。
トーアエイヨーの平均年収500万円
と言われています。
かなり寂しい金額ですよね。
これは口コミサイトの情報をもとにしてるんで
あんまり信用できないですが
ただ、知り合いの人から何となく聞いた感じだとホントに低そうです。
ニッチだけど就活生にオススメな製薬会社 UCB
最後はUCBです。
就活生のかたは聞いたことないですよね?
ちなみにUCBは新卒での採用はしてないはずです。
ただ、けっこういい会社で、かつ将来性もいい感じ。
将来の転職先候補にもなると思うので紹介していきます。
UCBの良いところ
・大型新薬の発売
・転職できるスキル
・日当が高め
UCB期待の大型新薬「ビンゼレックス」
乾癬治療薬 ヒト化モノクローナルIgG1抗体
売上予測は2000億円(2026年予測)と、かなりの大型です。
エバリュエート社「ワールドプレビュー」によると
世界で最も価値の高い新薬プロジェクトの
第10位にランクインしています。
(価値は52億ドルと評価)
こういった価値の高いプロジェクトになる理由は
たくさんの利益を生んでくれるからっていうのが、大きいです。
乾癬のような免疫系の薬は、癌の薬ほどではないですが高額です。
月に10万~15万くらいは当たり前の世界です。
なんで、各社が力を入れていています。
こういった免疫系の大きな新薬を扱えるとなると
転職市場でのMRとしての価値もあがりそうですね。
UCBのよいところ 日当高め
日当は4000円弱(10時間以上で)
午前中から外にでるような日だと一日4000円です。
それと昇給率が良い(らしい)です。
これは社員は転職組いわゆるキャリア採用が多いので
UCBから他の会社に転職してしまうのを防ぐためだそうです。
まとめ 就活生へオススメなニッチだけど良い会社 4選
ちなみに個人的には
一番のお勧めはマルホです。
ニッチだけと良い製薬会社 4選
・マルホ
皮膚科に特化。社員を大事にする。年収も高め。
・ロート製薬
これから活発になる眼科市場へ参入
・トーアエイヨー
循環器ドクターとの強力なコネクション
・UCB
期待の大型新薬。今後の転職候補先に
製薬会社の企業分析ってどうすればいいの?
ぶっちゃけ製薬会社のHPの情報は分かりにくいです(笑)
そのためにお勧めなのが、以下の2つ。
◇『日経新聞』も有効なツールです
といっても新聞はかさばるし、見にくいので
電子版でいきましょう。
☑スマホでカンタンにいつでも閲覧可能
☑過去記事の検索機能で、面接前にその会社の情報をすぐチェック!
日々のニュースだけだと不足するので過去記事を閲覧することをオススメします
※月4000円と、ちょっと高いですが、内定とれれば十分もとがとれます。
この2つを駆使すれば、他の就活生に比べかなり差が付きます。