G-9KXMX2R8X0
【新着!】医薬品株の投資で不労所得を増やし、自由に生きる為のコミュニティ!

2024年 製薬業界の勝者は?確実に売上アップする企業トップ3!【キケンな売上大幅ダウン企業も紹介】

※記事内には広告が含まれています

2024年 製薬業界の勝者は?確実に売上アップする企業トップ3!【キケンな売上大幅ダウン企業も紹介】

こんにちは。

製薬会社勤務11年のけいとです。

▼本日の内容はこちら

①製薬20社 2024年売上の変動予測

②2024年 確実に売上アップする製薬会社トップ3

③2025年 キケンな売上ダウン企業ワースト3

今日は、来年2024年という、超近未来の将来性についてみていきます。

各社が出している、決算発表をもとに来年にかけて売上が伸びていく会社はどこなのかを見ていきましょう。

▼こういった方はぜひチェックしてみてください

・製薬業界への就職&転職活動中の方

・製薬株へ投資してる方

2024年、将来性の良い会社を知りたい!!

ついで、業績悪化しそうな会社があれば教えてほしい!

YouTubeのほうが詳しく解説しています。

就活や転職では情報が命なので、チャンネル登録お忘れなくお願いします。

▼無料メルマガ「ヤクケン@製薬情報」を開設しました

普段のYouTubeやSNSでの発信よりも、ちょっとマニアックな情報をお届けしていきます。

就活や転職でライバルと差をつけるため、お役に立てれば嬉しいです。

※配信停止したい場合、メルマガの末尾にある「unsubscribe」をクリックいただくと簡単に停止できます

製薬20社 2024年売上の変動予測 ⇒一番伸びるのは「第一三共」

こちらが、各社が発表している2024年の売上予想から算出した”前年からの伸び率”をもとにランキングしたものです。

前年から2ケタアップする好調企業が、第一三共とキッセイ薬品。

そして、前年から約30%ダウンと、大きく売り上げを落とすのが田辺三菱と住友ファーマです。

▼製薬20社 2024年 売上伸び率が大きい会社ランキング

各社の2023年発表の決算内容から作成

ここから注目のトップ3とワースト3について見ていきましょう。

②2024年 確実に売上アップする製薬会社 注目のトップ3は??

1位 第一三共  売上13.4%UP(2024年予測) ⇒エンハーツがまだまだ伸びる!

2022年から、主力品の抗がん剤「エンハーツ」絶好調です。

2022年度は 前年比1,300億円アップと大幅増加。

2023年度もエンハーツの勢いは止まらず、売上を牽引していきそうです。

ちょっと心配なのが「Dato-DXd(ダトポタマブデルクステカン)」

第一三共のこれからの中心になる3つの抗がん剤(3ADC)のひとつで、「Dato-DXd(ダトポタマブデルクステカン)」はじつはエンハーツよりも売れるんじゃないかって言われている超目玉製品。

このダトポタマブデルクステカンで、若干の不安要素です。

主要評価項目の一つである「全生存期間」の中間解析が統計学的に有意な改善を示さず。

同じく主要評価項目である「無増悪生存期間(治療中および治療後に病勢が進行せず安定した状態の期間)」では「統計学的に有意な改善を示せた」

日経新聞

臨床試験で一番メインの結果(=主要評価項目)で効果がちゃんと確認されませんでした。

とはいっても、まだまだ中間解析なので、これからちゃんとした結果が示されるかもしれません。

これをきっかけに第一三共の株は大幅に下がってしまいました。

ダトポタマブデルクステカンは超重要製品なので、これから数年後に発表されるであろう最終解析の結果には注目です。

オンコロジーMR(がん領域専任MR)で活躍したいなら『第一三共』

ADC(抗体薬物複合体)という新しい技術を用いて、新規性の高い製品を扱うことができるので、第一三共への転職はMRとしての”市場価値”を大きく上げられる可能性高いです。

とくに前述のダトポタマブデルクステカンの日本での上市前に、オンコロジーMRの転職案件が出てくる可能性が高まります。

オンコロジーMRなどの専任MRの案件をタイムリーに入手するなら、MR専任転職エージェントのMR BiZがおすすめです。

早めにエージェントにあなたの希望案件を伝えて、好機を逃さないようにしましょう。

2位 キッセイ薬品 売上10.4%UP(2024年予測) ⇒新薬数が多いのが特徴

新薬発売数:2022年2コ、2023年3コ。

キッセイ薬品の会社規模としては、ありえない数の新薬の数です。

来年だけでなく、長期的にみても、なかなか良さげな印象です。

参考 キッセイ薬品HP 

新薬の数も多いですが、いま現在の売上を引っ張るのは『ベオーバ(過活動膀胱)』

全体の20%を稼ぐ主力製品です。

ここ数年売上を伸ばしてて好調さがうかがえますね。

参考 キッセイ薬品HP

新薬数が多くて、ベオーバ好調のキッセイですが、懸念点は意外にもライバルの特許切れ!?

ベタニスっていうアステラス製薬が販売してる薬の特許切れが迫っています。

『ベタニス』はキッセイのベオーバと同じ作用機序のβ3アゴニスト(同じ作用をもってる似た薬ってことですねw)。

グローバルでの売上1,900億円の巨大製品です。

発売は2011年で、2025年頃にぼちぼちと特許切れが迫って来てます。

そして、値段の安い後発品(ジェネリック医薬品)が登場、そうするとベオーバの売上にも悪い影響が考えられそうです。

3位  ツムラ 売上7.5%UP(2024年予測) ⇒キーワードは『高齢者』と『癌』

ツムラは、高齢者に対する漢方の売上アップをねらっています。

こういう地味な分野って新薬メーカーがあんまり手を出さない領域なんだけど、高齢化が進む日本では市場が大きいですよね。

参考 ツムラ中期経営計画

もうひとつは『癌』

とはいっても、抗がん剤の新薬は開発していくのではなく、がん患者の”副作用軽減”に漢方!という方針です。

新薬メーカーががんばって開発してきた抗がん剤の進歩のおかげで、癌患者の生存率が向上してきました。

ってことは、生き延びる癌患者さんが増えたので、今度は抗がん剤の副作用の管理に注目があつまります。

ツムラは”がんサバイバーへの貢献”というのもひとつのテーマに掲げています。

『高齢者』『がん』領域で今後も順調に成長を続けていきそうなのが3位『ツムラ』です。

③2025年 キケンな売上ダウン企業 ワースト3は??

ワースト1位 住友ファーマ 売上34.8%ダウン(2024年予測) ⇒ラツーダ特許切れの影響は甚大

ご存じの方も多いと思いますが、住友ファーマは大ピンチです。

トップセールス商品『ラツーダ(抗精神病薬) 売上1,560億円』が、世界最大の市場の北米で2023年2月 特許切れとなりました!

これによって、来年(2024年度)の決算では、ラツーダ売上激減は避けられません!

さらに国内の売上の柱のひとつである「トルリシティ(糖尿病薬)」は、イーライリリーとの販売提携が終了。

出典:住友ファーマ決算資料

日本のMRさんたちは「いったい何をがんばって売ったらいいの??」こんな状況に突入していく気配です。

ワースト2位 田辺三菱 売上27.4%ダウン(2024年予測) ⇒今年は例外的に儲かっただけ

田辺三菱に関しては特殊事情。

ことしは例外的に儲かり過ぎたので、来年は本来の力を発揮して売上が激減します。

なんで今年は例外的に儲かり過ぎたのか??

その理由は、ジレニア(多発性硬化症)の一時的なロイヤリティ収入爆増したから!

実際に2022年度の利益のほとんどはジレニアから得ています。

参考 三菱ケミカルホールディングスグループ

なので、本来注目すべきは『ジレニア以外の薬が今後伸びてくるか?』っていう点ですよね。

これに関しては、ひとことでいうと”かなり微妙”

下記のとおりで、コロナワクチンの開発に断念したり、期待されたパーキンソン病の新薬の開発が遅延したりと、、

あんまり良い状況ではなさそうです。

出典:朝日新聞デジタル
出典:田辺三菱ニュースリリース

ワースト3位 中外製薬 売上7.4%ダウン(2024年予測) ⇒2023年は少し大人しい一年

意外な企業が売上ダウンするみたいです。

6年連続の過去最高売上を更新していた中外製薬。

2023年は一旦”小休止”ですね。

下記のように、ずっ~と売上を上げ続けてきました。

2024年の決算では、久しぶりのマイナス成長が予想されてます。

その主な原因は「COVID-19治療薬(ロナプリーブ)」

1,400億円の大幅減収です・・・

とはいえ、新型コロナの薬で爆益を出し続けるのって現実的じゃないですよね??

なので、中外製薬の小休止は、しょうがない事情でしょう。

それ以外の主力品は順調なので、けっして将来性は悪くありません。

中外製薬の将来性について、詳しくはこちらの動画をご覧ください!

まとめ 製薬会社20社 近未来の動向『2024年売上の変動予測』

▼第一三共/キッセイ薬品/ツムラは確実に好調維持!

・第一三共 エンハーツに続く3ADCのエース「ダトポタマブ デルクステカン」の最終結果に注目!

・キッセイ薬品 直近の新薬多い。ベオーバ(過活動膀胱薬)が伸長

・ツムラ 「高齢者」と「癌」に焦点あてて、漢方で着実な売上アップ

▼田辺三菱/住友ファーマは これから暗黒期は突入・・?(とくに住友ファーマは要注意!)

・住友ファーマ 売上の1/3を失う ラツーダ特許切れの影響は甚大

・田辺三菱 新型コロナワクチンなど新薬開発に失敗・・・

・中外製薬 久しぶりの収益減。売上低下は一時的で心配なし

2023年公表の各社の決算資料より作成

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA