【悲報】年収アップのチャンスを逃しているMRが多い
製薬業界は人の動きが多く、いきなり高収入の転職案件が転職市場にでてきます。でも、情報キャッチできずに年収アップの機会を逃している人は多いんです。
しかも、2022年度「MR白書」によると、中途採用を行った企業は121社で前年より8社増えており、知らないところでチャンスは拡大中。MRの転職案件をキャッチするならMR専門の転職サイト「MR Biz」は必須です。
あなたの営業所にいる転職で年収アップさせたひとも「MR Biz」を使っているはず。
目次
後悔しないために!意外と年収が低い製薬会社 TOP3 【2022年最新版】
こんにちは、製薬MR10年のけいとです
今日はこういった人に向けた記事です。
・製薬志望の就活生
・製薬会社へ転職を考えている方
☑年収って大事!
☑年収が低い会社ってどこなの?
☑これから年収が上がらなさそうな会社は?
【本日の内容】
意外と年収が低い会社 TOP3
※これからも年収伸びなさそうな会社をピックアップしています
動画の場合はこちら↓
まず製薬会社の平均年収は?
製薬会社MRの平均年収は?
750万円くらいと言われています。
なので、この750万円を下回っている会社には要注意です!
ちなみに、大手製薬だと
30代で年収1,000万円も十分に可能です!
せっかく製薬業界を目指すなら年収の高い会社に入りたいですね。
意外と年収低い製薬会社 トップ3はこちら!
意外と年収低い製薬会社トップ3
※しかも、これから未来が明るくないので残念・・
1位 沢井製薬 606万円
2位 久光製薬 680万円
3位 ゼリア新薬 707万円
年収が低い会社に入らないために
しっかりとインターンシップに参加して
就活対策していきましょう!
意外と年収が低い製薬会社 1位 沢井製薬 606万円
ワーストはジェネリック医薬品(後発品)の大手、沢井製薬です。
沢井製薬のヤバイところ①
現状は赤字に転落してる (690億円の赤字)
いま、ジェネリックを扱う製薬会社はかなり厳しい状況です。
これまで、ジェネリック医薬品の割合は年々伸びていきました。
2010年 医療用医薬品のうちの40%
これが2021年には80%を占めるまでに成長!
⇒国策として、国もジェネリックを推進し続けた甲斐もあり10年で倍増!!
でも、結局のところジェネリックは「いかに医療費を安くするか?」
を目的に推進されています。
なので、薬の値段は下がり続けるので、利益を出しにくい構造に!
じっさいに、沢井製薬の利益率は低下していきます。
2010年は17%⇒2021年10%まで低下・・・
その結果、国内営業は赤字に転落していきました。
沢井製薬のヤバイところ②
米国へ参入するも・・・こちらも赤字
沢井製薬はアメリカでもジェネリックを売るため
米国へ参入していきました。
その後、アメリカにはインドの安いジェネリックが供給されはじめました。
そして、そのインドのメーカーと競争して消耗。
結局、米国事業も赤字へ転落・・
意外と年収が低い製薬会社 2位 久光製薬 680万円
久光製薬といえば、サロンパスやフェイタスなんかの貼り薬
テレビCMもよくやってますね
出典;久光製薬
有名な会社なんですが
意外とお給料はそんなに、、って感じです。
久光製薬がピンチな理由①
新薬の開発パイプラインが枯渇・・・
こちらが久光の開発パイプラインです。
まさかの4つです!
しかも、そのうち2つはすでに承認済みです。
これをみて、「これから久光製薬の近未来が明るい」
って思える人はいないですよね笑
2023年2月期 第1四半期決算説明資料より
久光製薬がピンチな理由②
主力の「モーラス」にも打撃!
久光製薬売り上げの屋台骨は「モーラス」
痛み止めの貼り薬ですね。
これだけで全体の売り上げの半分以上を占めています。
コレがコケると久光さんかなりヤバイです。
このモーラスの売り上げが落ちる出来事がありました。
▼2022年診療報酬改定
湿布薬の処方上限が70枚から63枚に変更
ようするに、患者さんが一度に持って帰ることができる枚数が減ったんですね。
お年寄りの方で、このモーラスをたくさん持ってかえる人って多いんです。
(薬学生で病院実習にいったことがある人ならわかるはずw)
今回の薬価改定で、じわじわとモーラスの売り上げは落ちるでしょう。
久光製薬、ピンチですね。
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【2022年】年収伸びてる会社、落ちてる会社を知りたい人はこちらの記事で
意外と年収が低い製薬会社 3位 ゼリア新薬 707万円
ゼリア新薬で有名なのはヘパリーゼですね。
現在、コロナで飲み会なくなり、ヘパリーゼの売上が長期低迷。
厳しい状況になってます。
そんなゼリア新薬ですが
2021年は減収減益でした。
売上550億円(-8.2%)
営業利益34億円(-16%)
その理由の一つは
主力品 アコファイド(機能性ディスペプシア治療薬)の売上が半減
⇒アステラス製薬との共同販売が終了したことに伴い売上が減少しています
とはいえ、ゼリアの屋台骨『アサコール』は、まだ安泰。
アサコールは潰瘍性大腸炎治療薬で、年間売り上げは150億円。
150億円というと、ゼリア新薬での大黒柱となる売上です。
ゼリア新薬は、厳しい状況ですが
沢井製薬や久光製薬に比べると、まだまだマシです。
もし、今後コロナ感染が落ち着いてくれば
飲み会が復活していけば、ヘパリーゼの売上もまた戻ってくるかもしれません。
まとめ 意外と年収低い製薬会社トップ3
▼意外と年収低い製薬会社トップ3
しかも、これから未来が明るくない
1位 沢井製薬 606万円
・ジェネリック業界の利益率の低さ
・米国へ参入するも結局赤字・・
2位 久光製薬 680万円
・新薬の開発パイプラインが枯渇・・・
・診療報酬改定の影響で主力の「モーラス」に打撃!
3位 ゼリア新薬 707万円
・主力品 アコファイド(機能性ディスペプシア治療薬)の売上半減
・コロナで飲み会なくなりヘパリーゼの売上が長期低迷