【MSD】ご存知ですか！？ 世界一売れる薬を持つ会社 ※就活生は実は要注意

ご存じですか！？ 世界一売れる薬を持つ製薬会社『MSD』※就活生は実は要注意

こんにちは。

今日はこれから2026～2030年にかけて

「世界で一番売れる薬」を扱うMSDについてご紹介します。

※動画のほうが良い方はこちら！

MSDってどんな会社？

・大手外資『メルク』の日本法人。

メルクはかつて世界売上1位になっていたこともある超大手です。

・医薬品だけでなくワクチンにも強い

・日本での売り上げは10位以内

最近、好調なので国内順位は5位くらいまで上がっています。

さらに、2020年には

新型コロナの飲み薬を世界で初めて開発しています。

ここで注目度もあがり就活生からの認知度もあがりましたね。

MSD 就職オススメ度は？

意外とそんなに高くありません。

あくまで中堅～大手製薬のなかでのオススメ度なので

厳しめの評価である点はご了承ください。

MSDの会社としての業績はここ数年上り調子です。

ただし、新卒として入社するには少し旬が過ぎてしまった感もあります。

というわけで星3つです。

MSD　他社と比べた強みは？

特に「①世界一の抗がん剤（キイトルーダ）を扱える」

これが大きなメリットですね。

キイトルーダは、2030年頃には売上3兆円予測の

超々大型の薬剤です。

これを経験できたらMRとしての価値はあがるでしょうね。

日本でもキイトルーダ中心に癌のパイプラインが充実

こちらがMSDの日本での開発パイプラインです。

・多くがキイトルーダの適応拡大！

・加えてレンビマやリムパーザなどの複数の抗がん剤のラインナップを持っています

とくにレンビマは年間1,000億円を狙える大型新薬に育ってきましたね。

ワクチンにも強いMSD

特に子宮頸がんワクチンの伸びは大きいです。

まだまだ世界的には普及していない（伸びしろが大きい）ので

メルクの試算では2030年までに1兆円規模まで伸びるそうです。

日本では肺炎球菌ワクチンのCMやってたり。

高齢者が多い日本だと「肺炎球菌予防」のニーズが高そう。

出典：ＭＳＤ株式会社「肺炎予防.jp」サイト

就活生にとっての懸念事項

キイトルーダ特許切れの後は・・・

キイトルーダの発売は2017年です。

すでに発売から5年が経過。

適応拡大を繰り返し延命はしていくと思われますが。

さきほどの日本の開発パイプラインにあった

レンビマは、エーザイ自慢の自社開発品

リムパーザは、アストラゼネカとの共同販売品

２つともMSDの”持ち物”ではありません。

さらに就活生にとっての懸念点が・・・

今の就活生の皆さんが

MRとしてバリバリの一人前になった時に

キイトルーダが特許切れに近づきます。

みなさんが期待して入社して

頑張ってオンコロジー（抗がん剤）担当になった頃に

「もうオンコロジーの領域は魅力がない」ってなってたら

あまり意味がないですよね。

どの製薬会社も特許切れの問題はあるし

これを心配してると製薬会社で働けませんよってことになるんですが。

とはいえ、MSDの場合はキイトルーダの場合はインパクトが大きすぎます。

さらに懸念点　MSDの日本離れが進む？？

2017年の発売のときから比べ

だいたい半額くらいにまで下がっているんですね。

なぜこんなことになってるのか？

国は医療費を下げないといけないですよね。

一方で、キイトルーダは適応拡大して売上が伸ばそうとしてます。

値段の高いキイトルーダがどんどん使われて医療費が上がると国は困ります

なので、その対策としてキイトルーダの薬価をどんどん下げているんですね。

※キイトルーダ狙い撃ちでやってるわけではないんでしょうが

一番売れてる薬なので、狙い撃ちされてるように見えてしまいます。

こんな感じで、主要な先進国のなかでも

日本のキイトルーダの値段はかなり安く抑えられています。

そうなると、MSD（メルク）の立場からすると

こう考えてしまって徐々に日本離れが進んでしまうかもしれません。

（実際にMSDのなかでは中国の方が売上のびています）

これは日本法人で働く人からすると心配な点になります。

こういった点から、長く同じ会社で働きたい就活生にはあまり向かない会社なのかなって思ったりもしますね。

まとめ　世界一売れる薬を持つ会社『MSD』

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