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目次
【あなたはこのチャンスを掴む?】武田薬品、最新決算で判明。2025年、増収へ導く3大ポジティブ要因とは?
こんにちは、けいとです。
今日もこつこつと資産形成のヒントを探していきましょう。
本日のテーマは、
『武田薬品を増収へ導く3大ポジティブ要因』
2024年の7月末に公表された2024年度第一四半期決算をもとに解説します。
ご存じの通り、タケダは4%台後半の高配当株。
長期保有で稼ごうとしてる方も多いはず。
今日は、24年7月31日公表のタケダ最新決算をみていきましょう。
とはいえ。。
ぶっちゃけ、騒ぎ立てるほどのマイナス要因なし。
(ソチクレスタット失敗による減損は予想してましたよね)
とはいっても、これからを占ううえで、
知っておいたほうがよい情報も。
それは『タケダの収益の柱となるビッグ3がいい感じ』
これに尽きます。
ビッグ3とは、とくに売上大きい3つ。
①エンタイビオ
②ビバンセ
③血漿分画製剤
最新決算から、この3つの直近の状況を確認しましょう。
ポジティブ要因① エンタイビオ(潰瘍性大腸炎薬)
タケダの大黒柱であり、最も重要な製品。
2023年の売上は、約8,000億円と異次元。
今決算では、さらにエンタイビオの破壊力を見せつけられましたね。
なんと2024年4~6月の3か月間で、売上は約2,300億円。
ひょっとしたら、2024年は1兆円に届いてしまうペース。
エンタイビオが凄いのは、いまだに売上が伸び続けているところ。
既に8,000億円も売れてる薬が前年+8%アップ。
とてつもないですね。
さらにさらに、とんでもないのが、エンタイビオの特許期間。
武田薬品の公表では、特許は2032年まで。
ピーク時 1兆3,000億円(90億ドル)/年を狙う!
と豪語してますが、けっして夢物語りではなさそう。
というわけで、ポジティブ要素であるビッグ3。
一つ目が「エンタイビオ」です。
ポジティブ要因① ビバンセ。
タケダで売上No,2製品。
でも、2023年、すでに特許が切れてる薬ですね。
当初の予想では、2024年がっつり後発品に切り替えられ、
今年一番の”逆風”となるはずでした。
ところがフタを開けてみると、2024年度の最初の3か月間で売上1,150億円。
最大市場の北米での特許切れにもかかわらず、
今のペースだと年間4,000億円も売れることに。
本来なら「売上は半減」のはずが、18%ダウンでかなり軽傷。
ここまで持ちこたえた要因は『後発品の物量不足』
「これから後発品が復活するから売上ダウンは避けられない!!」
ってタケダは言ってますが、
そんなことは去年から言ってましたよね笑
のらりくらりと、ビバンセの利益はしばらくは残ったりして。
※補足 Drug Shortagesより
24年8月時点、ビバンセ後発品はアメリカ市場で「復活の兆候あり」です。
決算資料の情報じゃないので正確じゃないかも。
かつ、アメリカ市場全体をまかなうほどの物量があるかは不明。
でも、後発品は「復活の兆候あり」です。
ポジティブ要因③ 「血漿分画製剤」
かなり地味なので
「血漿分画製剤ってなに?」
って感じの方も多そうですが。。
特徴としては、参入障壁が高いということ。
人の血液を原料にして作られる薬なので、そのへんの中小規模の製薬会社が参入するのは難しそう。
ちなみに、この血漿分画製剤は2018年に買収したシャイアーから手に入れた分野。
とくに「免疫グロブリン製剤」は売上2,000億円ごえ(2024年4~6月)。
これって、2,300億円のエンタイビオに次ぐ金額ですよね?
しかも、前年から22%アップ。
今後も血漿分画製剤を伸ばしていくため、
いま積極的に投資を行ってるところ。
血漿分画製剤は、大黒柱「エンタイビオ」と並んで、
これから中長期に売り上げの柱になっていきそう。
タケダとしては、積極的に投資している
血漿分画製剤(Plasma Derived Therapies)の売上割合が伸びてくれば
それは「思惑どおり」と言った感じ。
現状は19%(3か月前から+2%)まで伸びています。
タケダの健康状態をモニタリングするうえで、株主の方は見てみては。
こちらのmoomoo証券アプリでカンタンに見ることができます。
証券口座を開かなくてもタダで使えて、便利な機能を備えてます。
アプリの具体的なメリットはこちらでご確認を。
というわけで、本日の内容は以上です。
動画では更に詳しく解説しています。
動画はこちらから。