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こんにちは、けいとです。
本日も資産形成のヒントを探していきましょう。
今回のテーマは、医薬品最大手「武田薬品(4502)」
決算から見えた“3つの分岐点”を中心に、わかりやすく整理していきます。
すでにYouTubeで解説済みですが、
今回は【論点】【数字】【チェックポイント】を文章でじっくり整理。
それでは、結論から👇
結論3つまとめ
① かつての売上No.2「ビバンセ」の穴はまだ痛い
けれど、最悪期は越えつつある
② 配当を守れるだけのキャッシュは出ている
③ 次に株価を動かすのは“3新薬の進捗”と“エンタイビオの薬価”
ここから【ビバンセの影響】【キャッシュの持続力】【今後の材料】の3点を詳しく見ていきましょう!
目次
❶ 売上No.2「ビバンセ」の穴はまだ痛い…
でも、最悪期は越えたか?
武田の2025年度Q3決算では、前年同期比で減収(-3.3%)。

もっとも痛手となったのが、ADHD治療薬「ビバンセ」の特許切れです 。
この「ビバンセ」ですが…
- 売上は半減(前年比-46%)
- 全体の減収の“主犯格”に
- 米国市場での後発品登場が響く

こうした状況から、「まだダメかも…」と思う方も多いかもしれません。
しかし実際には、
ビバンセの減収は想定以上だったとはいえ、すでに“底打ち感”が見えてきた
との見方もあります。
というのも、
- 他の新薬群が順調に売上を伸ばしており
- ビバンセによる減収幅を徐々にカバーしつつあるからです
💡ポイント:
「新薬群の成長 > ビバンセの減収」
── この構図が今後明確になれば、業績回復は現実的なシナリオへ。
今後は、「どれだけ新薬が伸びるか?」が焦点です。
すでに伸び始めている兆しも見られ、これからはプラス方向への流れが強まる可能性があります。
❷ 減収なのに、キャッシュは増えてる?
配当4%の維持は可能か
売上は減っても、武田はキャッシュをしっかり稼げています。
その理由、まずはキャッシュフローの土台「エンタイビオ(潰瘍性大腸炎薬)」。
- 2025年度Q3までの累計売上:約7,500億円
- 点滴→皮下注への投与方法変更で、利便性アップ
- 競合に対する優位性もキープ
この“稼ぎ頭”があることで、
- 年間配当200円(前年比+4円)
- 配当利回り:約4%(株価水準による)
を維持できているわけですね。
さらに、コスト管理の徹底で減収なのにキャッシュフロー改善も達成。

武田の「筋肉質な体制作り」が功を奏しつつありますね。
❸ 次の株価材料は?
“3つの新薬”と“薬価引き下げリスク”
今後のカギは、大きく2つの論点に集約されます👇
論点①:3つの新薬に注目
2027年上半期までに以下の3製品が発売予定👇

この3製品は合わせてピーク時売上:1.5兆円越えも狙えるとされます 。
ただし、注意点も。
- ナルコレプシーは「患者が診断を受けにくい」という市場特性あり
- ザソシチニブは乾癬市場での競争が激しい(例:ブリストルのソーティクツ)
💡この3製品が、
・予定通り発売されるか?
・売上の立ち上がりが順調か?
が株価への影響大!
論点②:エンタイビオの薬価引き下げリスク
エンタイビオは、アメリカ政府による「薬価交渉(IRA)」の対象に選ばれました 。
強制的な値引きの餌食となってしまう可能性大。

- これで、2028年に価格交渉の対象に
- 過去の事例では20〜40%の薬価引き下げ
繰り返しですが、エンタイビオは今の”キャッシュフローの土台”となる稼ぎ頭。
このインパクトはかなり大きいでしょう。
社長コメントいわく「想定内で、すでに織り込み済み」とのことですが、
交渉結果次第では業績に大きく影響する可能性も。
✅ 今回のまとめ
- 「ビバンセの穴」はまだ痛いが、底打ちの兆しあり
- 稼ぎ頭「エンタイビオ」が堅調、コストカットも成功し、キャッシュフローも改善
- 今後は「3つの新薬」と「2028年エンタイビオ薬価交渉」がカギ
投資判断のチェックリスト
☑︎ 減収でも配当が守れるか?
☑︎ 新薬がスケジュール通りに進むか?
☑︎ 薬価交渉のインパクトをどう見るか?
今後も注視していきましょう!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
YouTube動画では図解つきで詳しく解説しています。
それでは、また次回お会いしましょう!
