※記事内には広告が含まれています
こんにちは、けいとです。
本日も資産形成のヒントを探していきましょう
今日のテーマは…
「アステラス製薬、決算好調。でも今から買って大丈夫?」
「配当は魅力的だけど、特許切れも気になる…」
そんな声が増えてきそうなアステラス株。
最新の四半期決算(7月30日)では、好調な数字が並びましたが、果たして本当に“買い時”なのでしょうか?
今回も独断と偏見たっぷりで、正直ベースで分析していきます。
目次
まずは、アステラスの“現状”を整理
7月30日に発表された2025年度1Q決算はかなり良い内容でした。
売上:前年同期比+7% コア営業利益:+61%

特に嬉しいのが、「大黒柱イクスタンジ(前立腺がん治療薬)」の好調ぶり。

去年の売上は年間9,100億円と、グループ全体の約4割を占めるエース薬です。
ですが…
ただし注意点も。
このイクスタンジは2026年に日本とEUで特許切れ。2027年にはアメリカでも切れます。
そこで今、注目されているのが…
アステラスの“後継者3兄弟”
最新決算;後継薬「3兄弟」が順調に育つ
アステラスは、イクスタンジの次を担う薬を3つ育てています

今決算でも、これら3兄弟は伸長。
とくにパドセブ&アイザーヴェイは、金額も大きく期待感が高まる。

🔎アステラス株買うべき?今後の見通しは?
💡「大黒柱の特許切れリスクはあるものの、2026年以降の伸びにプラス材料あり。買いの検討の余地あり」
では、ここからは、2026年以降のポジティブ要素とネガティブ要素みていきましょう。
ポジティブ要素① 新エース「パドセブ」が絶好調!
- 2023年末に適応拡大(使える病気の範囲が広がり、これが今の急成長のきっかけに)
- 売上がぐんぐん伸びており、2025年度の2,000億円は突破確実
- 2026年度の後半(2Q-4Q)発表のデータ次第で、さらに適応追加の可能性あり!

この膀胱がん(MIBC)の適応がちゃんと認められれば、さらに2026年以降の伸びしろが加わることに!

ポジティブ要素② アイザーヴェイがいよいよ軌道にのる!
- 2023年に8,000億円で買収した期待の眼科薬
- 売上:2025年度に初めて1,000億円突破(+80%)の成長見通し!
ラッキーなことに…
ライバル薬「シフォーブル」に副作用の警告。
ヨーロッパでは3回も承認拒否が・・・

➡ アステラスのアイザーヴェイに**“追い風”が吹いています
アイザーヴェイのピーク時売上「2,000~4,000億円」と発表しており自信が窺えます。
(米国市場のみ、さらに上振れの可能性も)

ポジティブ要素③ 貧弱なパイプラインに希望の光か
現在、開発中の「ASP3082」に朗報!
今後おそらく薬として「モノになりそう」という初期データが発表に。
この「ASP3082」、じつはかなり期待されてる薬。
- KRAS G12D変異という治療困難ながんに対する薬
- 発売できれば「世界初」になる可能性大
- 利益貢献はまだまだ先だけど、大型化に期待がかかる!
少なくとも、今のアステラスの開発パイプラインはかなり貧弱。
第3相に純粋な新薬はゼロ・・・という厳しい状態。
そんななか、ASP3082は期待がもてる好材料です。

⚠ネガティブ要素は?
苦戦する「ベオーザ」にライバル登場間近
- 伸び悩む”更年期障害”の薬。
- 第1四半期の売上は100億円未満とまだまだ小さい

さらにアメリカの保健当局FDAからは肝機能障害に関する副作用の警告が・・・

かなり苦しい状況のべオーザに、やっかいなライバルの登場が迫ります。
2025年後半、バイエル薬品のライバル薬が承認される見込みに。
これまで承認の期限は『2025年10月26日』。
今年中にはライバル役が登場してしまうことになりそうです。
というわけで、色々とご紹介してきましたが
結論をもう一度。
アステラス株買うべき?今後の見通しは?
「大黒柱の特許切れリスクはあるものの、2026年以降の伸びにプラス材料あり。買いの検討の余地あり」
少しでも参考になれば幸いです。
YouTubeで動画もアップしてます!
できるだけわかりやすく解説してるので、気になる方はぜひご覧ください
こちらから。