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こんにちは、けいとです。
本日も資産形成のヒントを探していきましょう。
本日のテーマは、
「2025年後半、医薬品株 伸びる3選 やばい 3選」
最新の決算やニュースをもとに、伸びる理由・危うい理由を徹底分析!
さっそく結論から。
2025年後半、医薬品株 伸びる3選 やばい 3選
▼のびる3選
1位 中外製薬(4519) エース「ヘムライブラ」に早くも後継者。導出した肥満症薬、年末にGoodニュースか
2位 武田薬品(4502) 特許切れダメージから解放&未来のエース品の登場に期待高まる
3位 エーザイ(4523) 「レケンビ」超大型化へ向け前進&「レンビマ」特許問題にも朗報!
▼やばい3選
1位 田辺三菱製薬(三菱ケミカルグループ 4188) 国内主力品が強制40%オフ&失敗続きの新薬開発
2位 アステラス製薬(4503) 主力薬の特許切れ&開発パイプラインの弱さが深刻・・・
3位 小野薬品(4528) 2大エースオプジーボ&フォシーガ、特許切れラッシュへ突入
※2025年5~6月の決算&最新ニュースを元に独断で作成
それでは、1社ずつ見ていきましょう。
※動画で知りたいという方はこちらからどうぞ。
目次
伸びる会社 3位 エーザイ(4523)
「レケンビ」超大型化へ向けて前進&「レンビマ」特許問題にも朗報!
超大型化が期待されるアルツハイマー薬「レケンビ」。
2028年度の目標売上は「2,500~2,800億円」とかなり大きな金額に。

2028年度の目標にむけて、来年から急加速する見込み。
アメリカでの自己注射が承認(承認期限は8月31日)されれば、利便性UPで売上加速に期待です。

また、抗がん剤「レンビマ」も売上3,045億円と存在感あり。
特許切れ懸念もありますが、
後発品メーカーと訴訟にて勝利。

米国での独占期間が2030年まで延長されるなど、明るい材料も。
のびる2位 武田薬品(4502)
特許切れダメージから解放&未来のエース品の登場に期待感が高まる
ここ数年、特許切れや開発失敗の減損に苦しんだ武田ですが、
2025年度からは上向き。営業利益も回復しそう。

2025年以降は大きな特許切れがないことに加えて、
大黒柱「エンタイビオ」は、まだまだ安泰。

売上9,140億円、2025年度は1兆円越えか?(後発品登場は2032年以降)
そして、その後継者となる新エース「ザソシチニブ(乾癬治療薬)」の重要なデータ公表が控えます。
この新エースの売上見込みは30〜60億ドル。
最大では9,000億円を超える大型薬に育つ可能性も。
そのザソシチニブの試験結果は2025年下期に公表される可能性。
結果次第では株価にも大きく影響しそうですね。

のびる1位 中外製薬(4519)
エース「ヘムライブラ」に早くも後継者。年末に導出した肥満症薬のGoodニュースが届くか
営業利益率は驚異の48.4%。
高い利益率を支えるのは自社開発品の「ヘムライブラ」。
前年比137.5%の大幅成長中で総売上の3割を占める大黒柱。
(保持する特許は最長で2036年11月。まだまだ稼いでくれそう)

最新の決算では、早くもヘムライブラの後継者の情報も。
驚くことに、自社エースのヘムライブラと直接比較するほど自信満々。
こちらは早くも2026年には臨床試験のPhase3が開始予定。

さらに、肥満症薬の“飲み薬”も注目。
創製した薬「オルフォルグリプロン」はリリーに導出済みですが、
今後のロイヤリティ収入も期待大。
2025年末に肥満症薬としての申請を控えます。
無事に保険当局へ申請受理されれば株価に影響しそうですね。
つづいて、やばい会社3選へ。
やばい3位 小野薬品(4528)
主力品オプジーボ&フォシーガ、特許切れラッシュへ突入
2024年度からの大幅な利益減少。
前年度から60%以上のダウンです。

大幅ダウンの原因は、主力品オプジーボ(抗がん剤)。
小野薬品の総売上の60%弱を稼ぐ、まさに大黒柱。
2024年にロイヤリティ収入の大幅減少がスタート。
さらにここからが恐怖。
北米(2028年)、欧州(2030年)、日本(2031年)と次々に特許切れ予定。
加えて、売上No.2の「フォシーガ」も2025年に特許切れ。
これから数年かけて、売上に打撃を与えるイベントが控えます。
やばい2位 アステラス製薬(4503)
主力薬の特許切れ&開発パイプラインの弱さが深刻
大黒柱「イクスタンジ」はすでにピークアウトの兆し(前年から5%ダウン)。

イクスタンジ特許切れが2027年に迫り、後継者”3兄弟”は育っているものの。。
不安はさらにその先。

開発中の新薬が、第3相に入っているのは適応拡大ばかり。。
純粋は新薬は、なんとゼロ。

イクスタンジ特許切れの2027年以降は不安ですが、
新薬開発が進んでないことを踏まえると、
2030年以降は、さらに不安で先行きが見えない状況です。
やばい1位 田辺三菱製薬(三菱ケミカルグループ 4188)
国内主力品が強制的に40%オフ&失敗続きの新薬開発
もうすぐ米投資ファンド「ベインキャピタル」への売却が完了となる予定の田辺三菱。

状況としてはかなり厳しいです。
まず、国内売上の主力「ステラーラ」。
日本の薬価制度の影響で、価格が大幅ダウン。
主力の製品が、強制的に40%オフされてしまうという悲劇。

そして、アメリカで伸びる頼みの綱「ラジカヴァ」ですが、
2029年に後発品が登場予定。
それまでに必ず次世代の薬を生み出す必要がありますが、苦戦中。
「あと2~3年で後継者が出なければ“詰む”」
こんな状況でしょうか。
それでは、またお会いしましょう。
動画の方が詳しくご紹介してますので、もっと詳しく知りたいかたはこちらから。